春の暖かな日差しの中、満開の桜を見に行くのは素晴らしい体験ですが、「現地の大渋滞」や「歩き疲れる人混み」を想像すると、少し億劫になってしまうことはありませんか?
特に50代からの大人の車旅では、体力は温存しつつ、助手席の奥様にもゆったりと景色を楽しんでもらいたいものです。
そこでおすすめしたいのが、車から一歩も降りずに絶景を堪能する「ドライブスルー桜」という楽しみ方です。
今回は、都内で10年間タクシー乗務員として培った「渋滞回避のプロの視点」と、旅行好きとして10年間桜の見頃にこだわり続けてきた「実体験」を掛け合わせ、快適なドライブスルー桜を満喫するルート選びの鉄則をご紹介します。
人混みゼロ!「ドライブスルー桜」が大人の車旅に最適な理由

有名な桜の名所に行くと、まず直面するのが「駐車場空き待ちの長い列」です。ここをスルーして、走りながら景色を楽しむドライブスルー桜には、大人にとって嬉しい3つのメリットがあります。
- 駐車場を探すストレスと時間の無駄がない
- 花粉や急な冷え込みを気にせず、快適な温度で鑑賞できる
- お気に入りの音楽をかけながら、夫婦だけのプライベート空間を楽しめる
タクシー乗務員が教える!渋滞にハマらないルート選びの鉄則
いくら車窓から楽しむといっても、桜の名所周辺の大渋滞に巻き込まれては元も子もありません。プロドライバーとして実践している、渋滞回避のルート選びのコツをお伝えします。
- 名所に対して「左折入場」できるルートを組む
桜の名所付近で起きる大渋滞の最大の原因は、対向車線からの「右折待ち車両」による交通のストップです。事前に地図を確認し、必ず目的地を「左手」に見ながらスムーズに通過できるルートを設定してください。 - カーナビの「最短ルート」の罠を避ける
カーナビは優秀ですが、桜の時期はあえてナビ通りに走らないのがプロの鉄則。メインの幹線道路ではなく、川を挟んで対岸の道や、一本裏手の「生活道路・農道」を経由することで、驚くほどスムーズに景色を独占できることがあります。
10年の実体験から厳選!最高の「桜のトンネル」を見つけるコツ

実は、遠くの名所まで足を運ばなくても、身近な道路沿いに立派な桜並木は意外とたくさんあるものです。
まずは、私が都内で日々タクシーのハンドルを握る中で見つけた、とっておきの「都心ドライブスルー桜」をこっそりお教えします。
- 目黒川沿い(中目黒〜目黒〜五反田〜大崎) 歩行者でごった返すイメージですが、実は車でも美しい桜のトンネルを抜けられます。ただし、大前提として「早朝」の人混みが少ない時間帯限定です(※開花ピーク時の交通規制がかかる場合は通行不可となります)。
- 明治通り(恵比寿〜広尾)
- 靖国通り(靖国神社前)
- 外堀通り(飯田橋〜市ヶ谷)
- 赤坂アークヒルズ(スペイン坂・さくら坂)
- 六本木ミッドタウン(檜町公園前の通り)
- 六本木ヒルズ(さくら坂)
- かむろ坂(武蔵小山)
都心のど真ん中でも、時間帯と道さえ知っていれば、優雅な車内お花見は十分に可能です。
さらに、私が10年間、休日に愛車を走らせて全国の桜を追い求めてきた実体験から、「ここを走れば間違いない」と断言できるロケーションの探し方をご紹介します。

① 最も外さないのは「一級河川の土手沿い」 治水目的で昔から桜が植えられていることが多く、数キロにわたって立派な桜のトンネルが形成されています。土手沿いの道は信号が極端に少なく、大きめの車でもゆったり流せるため、まさに特等席です。全国的にも有名なおすすめなの3ヶ所をご紹介します。
- 白石川堤一目千本桜 周辺道路(宮城県):残雪の蔵王連峰と延々と続く桜並木のコントラストを横目に走る、東北屈指のドライブコースです。
- 足羽川(あすわがわ)周辺(福井県):北陸へ足を伸ばすならここ。土手沿いの道から見上げる圧倒的な桜のトンネルは見事の一言です。
- 宮川堤(三重県伊勢市):伊勢神宮参拝のルートにぜひ組み込んでいただきたい、清流沿いに続く見事な桜並木道です。
② 川沿い以外で「桜のトンネル」に出会える狙い目の場所 水辺以外でも、地図を見ながら以下の2つのポイントを経由するようにナビをセットすると、思いがけない絶景に出会えます。
- 歴史ある「旧街道」の並木道 日光街道の桜並木(栃木県)などに代表されるように、歴史ある旧街道には数十キロにわたって先人が植えた立派な桜のトンネルが残っていることがあります。味気ない広いバイパスを避け、あえて「旧道」を選ぶのが大人の車旅の醍醐味です。
- 広大な「霊園」や「総合公園」へのアプローチ道路 冨士霊園(静岡県)など、郊外にある大規模な敷地へ続く直線道路は、両サイドに見事な桜が植樹されている隠れた名スポットです。目的地にするだけでなく、通り抜けのルートとして組み込むのも非常におすすめです。
ドライブスルー桜の「よくある質問」
Q1. 綺麗な景色があったら、車を停めて写真を撮ってもいいですか?
A1. 桜並木の路上駐車は、後続車の迷惑になるだけでなく事故の原因となります。写真を撮る場合は必ず助手席の同乗者にお願いするか、路肩が広く完全に後続車をやり過ごせる安全な待避スペースがある場所でのみ、短時間停車するようにしてください。
Q2. ドライブスルー桜に最適な時間帯はありますか?
A2. 圧倒的に「早朝(朝8時前)」をおすすめします。観光客が動き出す前なので渋滞リスクがほぼゼロな上に、朝の斜めからの柔らかい光は、桜のピンク色を最も美しく立体的に見せてくれます。
まとめ:渋滞をすり抜け、優雅な春のドライブを
歩いて楽しむ名所の桜も良いですが、車から降りずに「桜のトンネル」をくぐり抜ける体験は、車旅だからこそ味わえる特別な時間です。
プロの渋滞回避ルートと、見頃のタイミングを掛け合わせることで、今年の春はストレスゼロの優雅なお花見ドライブに出かけてみませんか?
さらに大人の桜旅を深めるおすすめ記事
渋滞知らずのドライブスルー桜の魅力が分かったら、次は「時期をズラす」という大人の裏技も知っておきませんか?「お花見=ソメイヨシノ」という思い込みを捨てるだけで、春のドライブはもっと長く、豊かになります。
▶ 【大人の桜旅】時期をズラして渋滞回避。車窓から楽しむ「桜の種類と見頃」カレンダー
また、桜の「本当の見頃」は、ニュースの満開宣言とは少しズレていることが多いのをご存知ですか?せっかくのドライブで失敗しないための「見極め術」もあわせてチェックしてみてください。
【免責事項・お出かけ前の注意事項】 当記事でご紹介しているルートや景観(桜の見頃など)、施設等の情報は執筆(または実体験)時点のものです。自然現象や天候、道路工事、時期等によって状況は常に変化いたしますので、お出かけ前に必ず最新の公式情報をご確認ください。
また、ご紹介した渋滞回避ルートや鑑賞スポットを走行・利用される際は、必ず現地の交通ルール(標識や交通規制)を遵守し、歩行者や他車の迷惑にならないよう安全運転をお願いいたします。路上駐車や交通事故、交通違反、予期せぬ渋滞によるトラブル・損害等につきまして、当ブログでは一切の責任を負いかねます。最終的なルート選択や運転は、ご自身の判断と責任において安全な車旅をお楽しみください。 ※なお、記事内でご紹介している一部のリンクにはアフィリエイト広告が含まれております。


