冬の湘南に、光が降りてくる――【湘南の宝石(江の島イルミネーション)】。海風に揺れる灯りと、展望灯台「江の島シーキャンドル」の輝き。
ブルーアワーから夜の点灯へ移ろうわずかな時間が、いちばんドラマチックです。
本記事は日帰りモデルコースをご紹介。
鎌倉大仏・長谷寺で昼の古都情緒を味わい、夕方は江の島へ。16:30入園→ブルーアワー撮影→17:00点灯の黄金リズムで、シーキャンドル/光のトンネル/ヨットハーバーを無駄なく巡ります。
50代前後の大人の車旅、混雑を避けたいカップル・夫婦、インスタ映えに興味がある方におすすめの、「日帰りモデルコース」紹介記事となっています。
開催概要(2025年‐26年)
・開催期間:2025年11月22日(土)〜2026年2月28日(土)
・点灯時間:平日・12/31~1/3 17:00〜20:00(最終入場19:30)
土日祝・12/20~30 17:00〜21:00(最終入場20:30)
※1/10以降は点灯17:30~
・休園日:なし
・入場料:大人1,100円/子供550円
※シーキャンドル+サムエル・コッキング苑
※お得なチケットあり こちらから確認
・駐車場:江の島島内駐車場(有料・約400台)/周辺に県営・民間P多数
・特徴:海×灯台×ヨットハーバー
※最新情報については、公式サイト「江の島シーキャンドル 湘南の宝石」ページを確認。
園内案内とおすすめの回り方

基本ルート
・江の島弁天橋 → 仲見世通り → サムエル・コッキング苑(入園・光の庭園) → 江の島シーキャンドル(展望灯台) → 下山してヨットハーバー(海面リフレクション)
※“上って→眺めて→下る”流れが基本。
・上りはエスカー(上り専用・有料)で体力温存/下りは徒歩で夜景満喫。
・共通券(コッキング苑+シーキャンドル)は先に確保するとスムーズ。
・トイレは入園前に済ませるのが安心。※「苑入口脇」にあり
見どころ(おすすめ撮影スポット)
江の島シーキャンドル(展望灯台ライトアップ)

- 江の島イルミのシンボル。
- 光の柱が夜空に伸び、展望台の外周を彩るイルミネーションは圧巻。
- 地上から見上げるアングルはもちろん、展望台に上って360度の夜景を見下ろすのもおすすめです。
- 夕暮れ時の早い時間帯なら、相模湾越しに広がる「富士山+光の海」の構図は、まさに冬限定の絶景。
撮影ポイント
・下から見上げる構図(広角レンズ/スマホなら0.6倍モード)
・展望台上から湘南の街明かりを望む夜景(手すり越しに撮影)
サムエル・コッキング苑(光のトンネル)

- 庭園全体が“光の迷路”のように演出され、木々や花壇がリズミカルに色を変えながら輝きます。
- 特に、「光のトンネル」エリアはSNSでも人気。
- 足元の光が淡く変化するタイミングで撮ると、幻想的な1枚に。
撮影ポイント
・トンネルの入口で人影をシルエットに(逆光を活かす)
・園内の階段上から全体を俯瞰するショットもおすすめ
江の島ヨットハーバー(海面リフレクション)

- 「江の島ヨットハーバー」周辺は、水面にイルミネーションが映り込む“光のリフレクション”が最大の魅力。
- 穏やかな夜は、光が海面に線のように伸びて、まるで海そのものが輝いているような幻想的な雰囲気に。
撮影ポイント
・無風の日を狙う(波立つと反射が消える)
・三脚は禁止なので、柵や欄干を利用して固定撮影
龍恋の鐘(恋人の丘)

- イルミのクライマックスにおすすめのロケーション。
- カップルが南京錠を結ぶスポットとしても知られ、鐘の周囲にはハート型のイルミネーションが灯ります。
- 光の向こうに広がる湘南の夜景が、冬の夜をドラマチックに演出します。
撮影ポイント
・ハート形イルミの前で人物をシルエットに
・手持ち撮影なら露出−0.3〜−0.7で光を柔らかく表現
江の島弁財天仲見世通り

- 江の島弁財天仲見世通りは、点灯時間前後の散策で楽しめるスポット。
- ドリンク、軽食、お土産で立ち寄る場所を予め決めておいて、後で立ち寄るのがおすすめ。
弁天橋

・弁天橋は、夕暮れに染まる空と街灯りのコントラストが美しく、橋の上から眺める「江の島+夕焼け」は、まさに“光のプロローグ”。
撮影ポイント
・日没直前、橋の中央から江の島方面を撮影(夕焼けとイルミ両立)
・振り返って湘南海岸線を背景にシルエット撮影も◎
「江の島イルミネーション」日帰りモデルコース
鎌倉大仏・長谷寺観光→混雑避け早めに江の島周辺に駐車→ブルーアワー狙いで入園→じっくり鑑賞&撮影→周辺海辺レストランでディナー
| 時間 | 行程 | ポイント |
|---|---|---|
| 12:00 | 鎌倉大仏・長谷寺 観光 | 冬は空が澄み、写真がクリア。長谷寺展望テラスから相模湾も◎ |
| 13:30 | 長谷寺周辺で遅めの昼食 | ピーク後で並びが短く快適 |
| 15:00 | 江の島周辺Pに駐車 | 弁天橋前後は渋滞しやすいので早着が吉 |
| 16:30 | サムエル・コッキング苑 入園 | 点灯前のブルーアワーを狙い撮影開始 |
| 17:00〜19:00 | 湘南の宝石・光の花園鑑賞 | シーキャンドル→光のトンネル→ヨットハーバーの順で巡る |
| 19:30 | 周辺レストランで海辺ディナー | 19時半以降は人流が緩みやすい |
| 21:00 | 帰路へ | 十分休憩して帰りは安全運転で |
「モデルコース」立ち寄りスポット情報
鎌倉大仏(高徳院)
- 所在地:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
- 所要時間:約40分
- 鎌倉観光の象徴。青銅製の大仏は高さ約11.3m、圧巻の存在感。冬の澄んだ空に映える姿は必見。
- 境内は静かで、朝や夕方は人が少なく落ち着いた雰囲気。
- 見どころ:大仏胎内拝観、門前の土産店、周辺カフェ。
- 公式サイト
旅兵衛メモ
冬の朝は光が柔らかく、大仏の表情がいっそう穏やかに。写真撮影は午前中がおすすめです。
鎌倉大仏・長谷寺周辺(鎌倉グルメ&食べ歩き)
- 所在地:神奈川県鎌倉市長谷3丁目〜由比ガ浜周辺
- 所要時間:約60〜90分
- 長谷駅から大仏・長谷寺にかけて、古民家カフェや和菓子店、精進料理など個性豊かな店が点在。
- 人気グルメ:しらす丼、鎌倉コロッケ、手作りわらび餅、焼き団子。
- 買い物:陶器・手ぬぐい・小物雑貨など鎌倉らしいお土産も豊富。
旅兵衛メモ
・長谷寺門前のカフェ「KANNON COFFEE kamakura」は休憩にぴったり。
・焼き団子片手に、冬の日差しを浴びながら食べ歩きも楽しいです。
長谷寺(海と観音の寺)
- 所在地:神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
- 所要時間:約60分
- 「海光山」の名の通り、展望台からの海景が絶景。
冬は空気が澄み、相模湾や富士山を望めることも。 - 境内では観音堂、写経体験、庭園散策が楽しめます。
- アクセス:江ノ電「長谷駅」から徒歩5分。
- 公式サイト
旅兵衛メモ
・夕方の柔らかな光が境内を包む時間帯が美しい。
・イルミ前に立ち寄るなら15時台がおすすめです。
グルメ情報
このプランでは、昼食は【長谷寺周辺】で遅めのランチ(13:30以降)、夕食(20:00頃)は【湘南海岸レストラン】でディナーをいただく予定。
昼食:【長谷寺周辺】で遅めのランチ(13:30以降)
長谷寺周辺で遅めの「ランチ」を予定していますが、どんなお店があって何がおすすめなのか気になるところ。
長谷寺周辺の「ランチ事情」は、以下のサイトが分かりやすく、参考になります。
事前にどのお店で食べるか、検討されてみてはいかがですか。
夕食:【湘南海岸レストラン】でディナー(20:00以降)
イルミネーション鑑賞後は、江の島、湘南海岸のおしゃれなレストランで、ディナーを召し上がってみてはいかがですか?
湘南海岸・江の島周辺にはおしゃれでおいしいお店があります。
せっかく行くのでしたら、どこで何を食べたらよいか迷ってしまうはず。
江の島、湘南海岸周辺の「レストラン」情報は、以下のサイトが分かりやすく、参考になります。
事前にどのお店で食べるか、検討されてみてはいかがですか。
お土産情報
【江の島】まで足を延ばすのでしたら、「湘南・江の島・鎌倉」のお土産を買って帰りたいところ。
今回ご紹介しているモデルコースで、「湘南・江の島・鎌倉」土産を買えるのは以下の2つのスポット。
- 鎌倉大仏、長谷寺周辺
- 江の島弁財天仲見世通り
大人世代にもおすすめの、「湘南・江の島・鎌倉」の“ハズさない”人気土産をピックアップしてみました。
- しらすせんべい
- しらす佃煮
- しらすオイル漬け
- 江の島イルミネーション限定グッズ
(ミニキャンドル、イルミポストカード) - 鳩サブレー(豊島屋)
- 鎌倉紅谷「クルミッ子」

5~6は、鎌倉で人気の定番土産
基本的には鎌倉駅周辺実店舗で購入するのが前提。
アクセス・駐車場
「湘南の宝石」イルミネーションは、江の島全体が光に包まれる一大イベント。
会場となる江の島サムエル・コッキング苑は、車でも電車でもアクセスしやすく、都心から日帰りでも行ける距離にあります。
所在地
〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目3-28(江の島サムエル・コッキング苑)
車でのアクセス
- 東名高速利用
東京方面 → 東名高速「厚木IC」→ 小田原厚木道路「藤沢IC」経由 → 約60分 - 横浜方面から
横浜新道 → 国道1号 → 国道134号を経由(湘南海岸沿い)→ 約70分
駐車場情報
| 駐車場名 | 収容台数 | 料金(目安) | 営業時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 江の島なぎさ駐車場 | 327台 | 普通車 1時間400円 | 7・8月 6:00~21:00 その他 7:30~21:00 ※出庫は24hOK | 会場最寄り・徒歩10分/混雑時は入庫制限あり/高 2.1mまで 幅 1.8mまで 長 5.2mまで |
| 観光協会江の島駐車場 | 74台 | 普通車 1時間400円 | 24時間 | なぎさ満車時の代替に最適 |
| 藤沢市片瀬東浜駐車場 | 45台 | 1時間400円 | 24時間 | 橋を渡る前に停めて徒歩15分/夜は空いていて穴場 |
| 江ノ電駐車センター | 202台 | 通常期:200円/30分 土日祝、繁忙期:300円/30分 | 入庫:4時~23時 出庫:24時間可能 | 江ノ電江ノ島駅/周辺利用時に便利 |
「江の島」周辺の駐車場は【江の島・湘南海岸の駐車場情報】サイトで確認するのが便利です。
旅兵衛メモ
・冬の土日祝は17時前後に駐車場が満車になります。
・15:30〜16:00到着を目安に早めに現地入りがおすすめ。
・帰りの渋滞を避けたい場合は、20:00以降に出庫するとスムーズです。
電車でのアクセス
- 最寄駅:
小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」下車 徒歩約15分
江ノ電「江ノ島駅」下車 徒歩約20分
湘南モノレール「湘南江の島駅」下車 徒歩約20分 - 東京方面からの目安時間:
新宿 → 片瀬江ノ島(小田急線快速急行で約1時間10分)
東京 → 藤沢(JR上野東京ラインで約55分)→ 江ノ電乗換 約15分 - アクセスのポイント
・イルミ期間中は江の島弁天橋の歩行者が増加、車より電車がスムーズ。
・帰りは20:30以降の電車が空きやすく快適。
旅兵衛メモ
・江の島駅〜サムエル・コッキング苑までは坂と階段が多いルート。
・防寒と歩きやすい靴が必須。
・夜間は海風が強いので、フード付きアウターがおすすめです。
おすすめ来園時期・混雑回避のコツ・交通規制・注意事項
江の島イルミネーションは、例年11月下旬〜2月下旬に開催され、季節ごとに演出テーマや色彩が少しずつ変化します。
期間が長いため、訪問時期を選べば混雑を避けてじっくり楽しむことができます。
来園時期の目安
- 11月下旬〜12月中旬:
「クリスマスイルミ」仕様で最も華やか。
点灯式や週末イベントも多く、混雑ピーク。
夜の海風が強い日もあるため、防寒と時間配分を意識。 - 1月上旬〜2月上旬:
混雑が落ち着き、写真派・ゆったり観賞派に最適。
空気が澄み、海面のリフレクションや富士山シルエットも狙いやすい時期。 - 2月中旬〜下旬:
「バレンタイン〜春色イルミ」への移行期。
色調が柔らかく、カップル旅に人気。
風は冷たいが、人出は少なく穴場。
混雑回避のコツ
- 時間帯:
点灯直後(17:00〜18:00)は最混雑。
19:00以降は人が減り、写真撮影や散策に最適。
特に平日の夜はゆったり歩けます。 - 曜日:
週末は江の島弁天橋が渋滞しやすく、駐車場待ちも発生。
平日 or 祝日翌日の夜が狙い目です。 - アクセスの工夫:
日中は観光・夕方からイルミ、を組み合わせると移動もスムーズ。
江ノ電や湘南モノレール利用なら、帰りの混雑も避けられます。

クリスマス週末は“人の波”になりますが、正月明け〜1月中旬は驚くほど静か。風のない夜を選べば、光が海面に反射してまるで宝石箱のような美しさになります。
交通規制・注意事項
- イルミネーション期間中は、江の島島内で一方通行・通行制限が行われる日があります。
- 特にクリスマス前後・年末年始は混雑ピーク。公共交通の利用が安心。
- 強風・荒天時は橋上が非常に冷え込むため、長時間の歩行は避けましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 点灯のねらい目時間は?
A. 16:30入園→ブルーアワー→17:00点灯が黄金リズム。写真重視なら19:00以降は人が減って構図が作りやすいです。
Q. 所要時間の目安は?
A. 園内(サムエル・コッキング苑+シーキャンドル)で90〜120分、ヨットハーバーまで歩いて見て回ると合計2.5〜3時間が目安です。
Q. 三脚は使えますか?
A. 園内は三脚不可。欄干や手すりで固定、スマホは手ブレ補正+連写が有効です。
Q. 服装・持ち物は?
A. 海風で体感が下がります。フード付き防寒アウター・手袋・ネックウォーマー、滑りにくい靴を。カメラは結露対策にジップ袋・乾燥剤を。
Q. エスカーは必要?
A. 坂と階段が多いので、上りはエスカー(有料)で体力温存、下りは徒歩で夜景を楽しむのがおすすめです。
Q. チケットはどれを買えば良い?
A. サムエル・コッキング苑+シーキャンドルの共通券がスムーズ。先に確保してから動くと待ち時間を短縮できます。
Q. トイレはどこで?
A. 入園前に仲見世通り周辺で先に済ませるのが安心。園内にもありますが、混雑時間帯は待つことがあります。
Q. 混雑を避けるコツは?
A. 平日または祝日翌日の夜を狙い、19:00以降にシーキャンドル・光のトンネルへ。正月明け〜1月中旬は比較的ゆったり。
Q. 駐車場が満車のときは?
A. 島内なぎさ満車時は、観光協会江の島駐車場や片瀬東浜など橋手前へ回避。15:30〜16:00着がベター、帰路は20:00以降の出庫がスムーズ。
Q. 雨・強風の日は楽しめますか?
A. 小雨は濡れた路面の映り込みで意外と良い写真に。強風時は体感温度が大きく低下、無理は禁物です。
Q. ベビーカー・高齢者でも回れますか?
A. 坂・階段が多く負担大。エスカー活用+無理のない範囲で。夜は足元が暗い場所もあるため注意を。
園内は段差・階段が多く、ベビーカーは一部で持ち上げが必要、車椅子は介助推奨、ペット同伴の可否・ルールは最新の公式案内をご確認ください。
まとめ
- 黄金リズム:鎌倉観光→16:30入園→ブルーアワー撮影→17:00点灯→シーキャンドル→光のトンネル→ヨットハーバー→20:00以降ディナー。
- 混雑回避:到着は15:30〜16:00、観賞は19:00以降が快適。正月明け〜1月中旬は穴場。
- 快適装備:フード付き防寒・手袋・歩きやすい靴。カメラは結露対策、スマホは予備バッテリー必携。
- 移動戦略:坂・階段が多いので上りはエスカーで体力温存、下りは徒歩で夜景満喫。駐車は島内満車時に橋手前へ回避。
- 写真の肝:スマホは夜景モード、シーキャンドルは広角で見上げ構図、ヨットハーバー無風のリフレクション狙い、三脚不可は要注意。

「湘南の宝石」は“上って→眺めて→下る”の動線づくりが決め手。無理なく回れば、50代の大人旅でも最後まで気持ち良く楽しめます。風の穏やかな夜を選んで、光と海のベストショットをぜひ。
もっとゆっくり楽しみたい方は「1泊2日モデルコース」もどうぞ。
イルミ後のスパや翌日の海沿いドライブで、冬の湘南をフルに満喫できます。
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