乗り過ごしても焦らない!無料で戻れる「特別転回」の正しい申告手順

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ETC特別転回 高速ETC・交通費の節約
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助手席の奥様との会話が弾んでいたり、カーナビの案内を聞き逃したりして、「あっ!今のインターチェンジで降りなきゃいけなかったのに!」と通り過ぎてしまった経験はありませんか?

次のインターチェンジ(IC)まで何十キロもあると、「無駄な高速料金を払って、また下道で戻ってこなければならない……」と血の気が引く思いがするでしょう。

しかし、ご安心ください。大人の車旅において、このようなミスでパニックになる必要は一切ありません。

高速道路には、「間違えて通り過ぎてしまった場合、次のICで申告すれば、追加料金なしで目的のICまで戻ることができる」という素晴らしい救済措置が用意されています。それが「特別転回(とくべつてんかい)」です。

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【警告】絶対にやってはいけない「命に関わるNG行動」

特別転回の解説に入る前に、都内で長年プロドライバーをしてきた私から、絶対に守っていただきたい鉄則をお伝えします。

目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合、パニックになって「本線上で急ブレーキを踏む」「路肩に停めてバック(後退)する」「中央分離帯の切れ目でUターン(転回)する」ことは、文字通り死に直結する行為です。

毎年、この行動による悲惨な追突事故や逆走事故が後を絶ちません。通り過ぎてしまったものは仕方ありません。まずは深く深呼吸をし、「次のICで無料で戻れるから大丈夫だよ」と奥様に伝えて、そのまま安全に次のICまで走行してください。

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無料で戻れる「特別転回」の正しい申告手順

料金所の一般レーンでスタッフに事情を説明するドライバー
ETCレーンをそのまま通過してしまうと、特別転回は受けられなくなります。進入前にETCカードを抜いておくのが最大のポイントです。

次のICに到着したら、以下の手順で「特別転回」の手続きを行います。ここで間違えると普通に料金が引き落とされてしまうので、しっかり覚えておきましょう。

【特別転回の3ステップ】

  1. 【超重要】事前にETCカードを抜き、「一般」レーンに入る
    料金所に近づいたら、安全な場所(手前のPAなど)で停車するか、助手席の奥様にお願いして、必ず事前にETCカードを車載器から取り出してください。その上で、紫色のETCレーンではなく、緑色の「一般」または「ETC/一般」レーン(無人料金所の場合は「サポート」レーン)へ進入して停車します。カードを挿したままETCレーンを通過してしまうと、通常の「出口」と判定されて料金が確定してしまいます。
  2. 料金の精算「前」に、係員に「乗り過ごした」と伝える
    窓を開けて、料金を支払う前に、係員(またはインターホン)に「〇〇ICで降りる予定でしたが、乗り過ごしてしまいました。戻りたいです」と申告してください。
  3. 指示に従ってUターンし、目的のICへ戻る
    係員がETCカードや通行券の処理を行ってくれます。その後、「あちらのゲートを開けるので、Uターンして反対車線に乗ってください」など具体的な指示をしてくれますので、必ずそれに従ってください。

これだけで、最初に目的だったICに到着した際、「乗り過ごした分の往復料金」は一切請求されず、当初の正規料金のみで降りることができます。

無人の「ETC専用料金所」だった場合はどうする?

前回の記事でお伝えした通り、現在はスタッフのいない「ETC専用料金所」が急増しています。

もし、乗り過ごした先のICがETC専用料金所だった場合も、焦る必要はありません。
ここでも同じく事前にETCカードを抜いた上で、紫色のETCレーンには入らず、必ず「サポート」と書かれたレーンに入り停車してください。

設置されているインターホンのボタンを押し、コントロールセンターのスタッフに「乗り過ごしました」と伝えれば、カメラで車両を確認し、遠隔操作でUターンの指示や手続きを行ってくれます。

よくある質問(FAQ)

Q. どんなICでも、特別転回でUターンできるのですか?
A. 全国のほとんどのICで対応してくれますが、一部の構造上Uターンが物理的に不可能なIC(ハーフICなど)では、一度一般道に降りて近くの別の入り口から乗り直すよう指示される場合があります。その場合でも、係員の指示通りに動けば料金は調整されます。

Q. 元のICに戻ってきたとき、出口はどうやって通過すればいいですか?
A. 特別転回の手続きをした際、係員から「目的のICに戻ったら、ETCレーンではなく一般レーンでスタッフに事情を話してください」など、出口での指示が必ずあります。その指示通りに通過してください。

まとめ:知識というお守りで、旅のパニックを防ぐ

車旅をしていれば、ヒューマンエラーは必ず起きます。

大切なのは、ミスをしないことよりも、ミスをした時に「大丈夫、無料で戻る方法があるから」と余裕を持って対処できる知識を備えておくことです。

特別転回の制度を知っているだけで、ドライバー自身の焦りも消え、助手席の奥様を不安にさせることもありません。いざという時は、ETCカードを抜いて一般レーン(サポートレーン)に駆け込み、プロのスタッフに助けを求める。これこそが、大人の安全な車旅の極意です。

【免責事項・注意事項】 本記事はNEXCO各社が定める「特別転回」の一般的な手続きに基づき作成しています。特別転回はあくまで「目的のICを通り過ぎてしまった場合」の救済措置であり、意図的なUターンや別の目的での利用は認められません。また、ICの構造や当日の状況等により、特別転回が適用できない場合や、ご案内する手順と異なる指示を受ける場合があります。ご利用の際は必ず現地の係員の指示に従ってください。本記事の情報を利用したことによるトラブル等について、当ブログ(旅兵衛)では一切の責任を負いかねます。

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