長野市周辺を日帰りでぐるっと楽しむなら、「善光寺」「地獄谷野猿公苑」「小布施町」をセットでまわるコースは、信州らしさを一日にぎゅっと詰め込める欲張りルートです。
午前中は全国から参拝客が訪れる【善光寺】で、ゆったりお参りと門前散策。
お昼は善光寺門前で【信州そば】をさっと味わい、午後は世界的にも有名な【地獄谷野猿公苑】へ。
雪の季節には、温泉に浸かるニホンザル “SNOW MONKEY” を間近で眺めることができます。
旅の締めくくりは、栗の町【小布施】でのんびり町歩き。蔵造りの家並みを眺めながら、栗スイーツとお土産選びを楽しみましょう。
上信越自動車道の「長野IC」「須坂長野東IC」「小布施スマートIC」を使えば、移動もスムーズ。
寺社めぐりと“温泉サル”、そしてグルメと町歩きをいいとこ取りしたい大人世代には、ちょうどいいボリューム感の日帰り観光モデルコースです。
このプランの魅力
この日帰りコースのいちばんの魅力は、「信州の名刹」+「世界に誇るSNOW MONKEY」+「栗の町」を一日で味わえるところです。
- 【善光寺】で「一生に一度は善光寺詣り」と言われる名刹を参拝
- 善光寺門前で【信州そば】の早めランチ
- 【地獄谷野猿公苑】で、温泉に入るニホンザル“SNOW MONKEY”をじっくり観察
- 【小布施町】の町歩きで、栗スイーツとお土産タイム
移動はすべて「車」+地獄谷の遊歩道だけ“ほどよく歩く”スタイルなので、50代前後の大人世代でも無理なく楽しめるバランスの良さがポイントです。
また、上信越自動車道のICをうまく使うことで、行きも帰りも高速道路からのアクセスが良く、関東方面からでも日帰りで組み立てやすいのも魅力です。

せっかく長野まで行くなら、善光寺だけじゃもったいない。
温泉に入るサルも見たいし、小布施にも寄ってみたい。
そんな“ちょっと欲張り”な願いを、日帰りで叶えてくれるプランです。
こんな方におすすめ
- 「善光寺・地獄谷野猿公苑・小布施」を一度の旅で効率よく回りたい方
- 長野らしい 寺社めぐり+山あいの温泉地+小さな町歩き を楽しみたい大人世代
- 本格登山よりも、ほどよく歩いてしっかり味わう旅を好む方
- “SNOW MONKEY”として世界的に知られる、温泉に入るニホンザルを実際に見てみたい方
- 善光寺で御朱印をいただきつつ、写真映えするスポットも押さえたい方
- 夫婦旅・友人同士の小グループで、のんびり車旅を楽しみたい方
- 長野市周辺に前泊・後泊し、日帰りドライブで一日しっかり観光したい方
おすすめ時期
このコースは基本的に通年で楽しめますが、とくに【地獄谷野猿公苑】は、季節によって表情が大きく変わります。
旅の目的に合わせて、訪れる季節を選んでみてください。
春(4〜5月)
- 善光寺門前が春めき、山の雪が少しずつ解けていく時期
- 地獄谷周辺も雪解けが進み、遊歩道が歩きやすくなってくる
- 観光シーズン本番前で、比較的落ち着いた雰囲気
→ 「残雪の山と、静かな山里の春を楽しみたい方」におすすめ。
夏(7〜8月)
- 長野市街地に比べて、地獄谷周辺は気温が少し低く、避暑を兼ねたドライブに最適
- 緑が濃くなり、川のせせらぎとともに山あいの空気を満喫できる
- 午後は夕立に注意しつつも、車移動なら天候の変化にも対応しやすい
→ 「暑さを避けて、山の涼しさと小布施の町歩きを楽しみたい方」にぴったり。
秋(10〜11月)
- 善光寺周辺〜地獄谷にかけての山々が紅葉に染まるハイシーズン
- 小布施は 栗の季節のクライマックス。栗スイーツ&お土産選びがいちばん楽しい時期
- 週末や連休はどこも混雑しやすいので、時間に余裕を持った行程が安心
→ 「紅葉ドライブと温泉サル、小布施の栗を一度に楽しみたい」方に最適。
冬(12〜3月)
- 地獄谷野猿公苑がもっとも“らしく”なる季節。
雪景色の中で温泉に浸かるサルの姿を見られるチャンスです。 - 善光寺の雪景色や、小布施の冬の町並みも味わい深い
- ただし、地獄谷周辺は積雪・路面凍結が標準仕様。スタッドレスタイヤ必須+防寒対策もしっかりと
→ 「雪のSNOW MONKEYを実際に見てみたい方」に、もっともおすすめのタイミングです。
遊歩道は凍結して滑りやすくなるため、滑りにくい靴&手袋などの防寒装備をお忘れなく。
モデルコース概要(所要時間の目安)
- 上信越自動車道を使って、善光寺・地獄谷野猿公苑・小布施町をぐるっと一日で巡る日帰りドライブプランです。
- 観光時間はおおよそ 約5時間半〜6時間+移動時間。
- 関東方面からでも、日帰りで無理のないボリューム感です。
1日の流れ(目安)
10:30 上信越自動車道「長野IC」または「須坂長野東IC」出発
・関東・北陸方面から上信越道で長野入り。
・その日の道路状況や出発地に合わせて、降りるICを選びます。
11:00 善光寺門前で早めの昼食(約30分)
・昼前に入店することで、ランチタイムの混雑を少し回避。
・信州そばや軽めの定食など、このあと歩くことも考えて“腹八分目”に。
11:30 【善光寺】参拝・門前散策(約60分)
・本堂参拝と写真撮影、門前のそぞろ歩き。
・御朱印をいただく場合は、少し余裕を持って動きましょう。
12:30〜13:30 善光寺周辺 → 地獄谷野猿公苑へ移動
・上信越道や一般道を使って、上林温泉・地獄谷方面へドライブ。
・駐車場到着後、公苑入口まで遊歩道を歩きます。
13:30 【地獄谷野猿公苑】観光(約100分)
・遊歩道の往復+公苑での観察時間を合わせて、約1時間40分を目安に。
15:10〜16:15 地獄谷野猿公苑 → 小布施町へ移動(車で約60分)
・山あいから再び平地へ下り、小布施方面へドライブ。
16:15 【小布施町】到着(町歩き・お土産・栗スイーツ 約60分)
・栗スイーツのカフェや和菓子店、お土産店を回りながら、小さな町歩きを楽しみます。
17:15 「小布施スマートIC」から上信越自動車道へ
・小布施中心部からICまでは車で数分。
・その日の渋滞状況に応じて、安全運転で帰路につきましょう。
※あくまで目安時間です。道路状況や季節・混雑具合によって前後するため、 各スポットで「少し余裕を残す」イメージで計画すると安心です。
立ち寄りスポット紹介
善光寺|「一生に一度は善光寺詣り」の名刹で静かな時間を

「一生に一度は善光寺詣り」と言われるほど全国に名の知れた善光寺。
長野市街地の高台にある大きな伽藍は、初めて訪れてもどこか懐かしさを感じる雰囲気があります。
本堂へ向かう参道には、門前町ならではの土産物店や老舗の味噌店、そば店が並び、歩くだけでも楽しいエリア。
まずは山門や本堂の姿を眺めながら、ゆっくりと石畳を進み、落ち着いた気持ちでお参りしましょう。
- 本堂・山門・仁王門など、写真に収めたいスポットが多い
- 門前では「おやき」「ソフトクリーム」「善光寺みそ」など手軽な食べ歩きも楽しめる
- 境内は段差もありますが、無理のないペースで回ればゆったり歩ける
御朱印をいただきたい方は、本堂の授与所を事前に確認しておくとスムーズです。
日帰りプランでは、「ここだけは」という場所を絞っておくと時間配分がしやすくなります。
善光寺門前でランチ|早めの入店で混雑回避

昼食は、善光寺門前エリアで【信州そば】を中心とした軽めのランチがおすすめです。
- 11:00前後に入店できれば、12:00台のピーク前に落ち着いて食事を済ませられる
- このあとの移動と地獄谷での歩きを考えると、食べ過ぎない量が◎
- そば店・定食屋・カフェなど、気分に合わせて選べるバリエーションも魅力
善光寺周辺でお腹を満たしたら、参拝と門前散策を楽しみ、そのまま地獄谷方面へ向かいます。
「善光寺」周辺で、11時頃から営業している人気のお店
「善光寺」周辺で、11時頃から営業している人気のお店を3つピックアップしました。
| 店名 | 食べログ評価 | 住所(エリア感) | 主な特徴・雰囲気 | 予算目安 | 営業時間(目安) | 定休日 | 駐車場・備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 十割そば 大善 | 3.49 | 長野市大門町46-1(善光寺表参道・大門交差点近く) | 国産そば粉の十割そばが看板。シンプルなもりそば+天ぷらが人気で、観光客にも地元客にも評判。善光寺から徒歩圏で立ち寄りやすい。 | 昼:1,000〜1,999円 | 平日 11:00〜15:00/土日祝 10:30〜15:00 前後 | 水曜 | 店前に数台分の駐車スペースあり。満車時は周辺コインP利用。早めの時間帯が入りやすい。 |
| かんだた | 3.45 | 長野市鶴賀権堂町2320(権堂アーケード近く) | 香り高い手打ちそばと、あんかけそば・揚げそばなど創作寄りのメニューも人気。落ち着いた雰囲気で「丁寧な味」との口コミ多数。 | 昼:1,000〜1,999円 | 11:30〜14:30/17:30〜20:00 ※日祝は昼のみのことが多い | 水曜+第1・3火曜 | 専用駐車場なし。近隣コインP利用(ル・パルク西後町などと提携あり)。善光寺から徒歩15分前後。 |
| そば処 元屋(もとや) | 3.40 | 長野市大門町46-1(善光寺表参道・大門交差点そば) | 昔ながらの雰囲気で、そば・天丼などを気取らずに楽しめる門前そば。善光寺参拝前後のサクッとランチに使いやすい。 | 昼:1,000〜1,999円 | 11:00〜14:30(L.O) | 火曜 | 駐車場なし。表参道周辺のコインP利用。善光寺山門まで徒歩数分でロケーション良好。 |
※食べログ評価は2025年12月時点
地獄谷野猿公苑|“SNOW MONKEY”に会いに行く山あいの時間

善光寺から車で上林温泉・地獄谷温泉方面へ向かうと、【地獄谷野猿公苑】の入口に到着します。
ここからは、山あいの遊歩道を歩いて公苑へ向かいます。
- 駐車場から公苑入口まで、片道およそ30〜40分前後
- アップダウンはそれほどきつくありませんが、土・砂利・木道などの山道が続きます
- スニーカーなど、滑りにくく歩きやすい靴は必須
公苑に着くと、川沿いの岩場や温泉の周りで、ニホンザルたちが自由に過ごしています。
温泉に浸かる姿はもちろん、毛づくろいやじゃれ合い、親子で寄り添う様子など、眺めているだけで時間が経つのを忘れてしまうほどです。
- 冬場は、雪景色の中で温泉に入るサルの姿が見られることも
- サルに食べ物を見せない、近づきすぎないなど、公苑のルールは必ず守りましょう
- カメラやスマホは落下に注意。ストラップがあると安心です
「観光時間100分」の目安には、遊歩道の往復+公苑での観察時間の両方を含めたイメージで計画しておくと、ゆとりを持って楽しめます。
小布施町|栗と町並みで“しっとり締める”旅のラスト

地獄谷野猿公苑から車で移動し、再び上信越道沿いのエリアへ戻ると【小布施町】に到着します。
「栗と北斎と花のまち」として知られる小布施は、日帰り旅の“締めくくり”にぴったりのサイズ感。
蔵造りの建物や和モダンなカフェ、和菓子店、ギャラリーが、歩ける範囲にぎゅっと集まっています。

- 和菓子店やカフェで、モンブラン、栗あんみつ、栗アイスなどの栗スイーツを堪能
- 栗かのこ、栗羊羹、ジャムなど、お土産に喜ばれる商品も豊富
- 町並みがフォトジェニックで、ぶらぶら歩きながらのスナップ撮影も楽しい
所要時間は 約60分が目安。
「カフェで一息+お土産選び」でちょうどよいボリュームです。
帰りは、小布施中心部から近い 「小布施スマートIC」 から上信越自動車道へ。
夕方の早い時間に高速へ乗れるので、関東方面からの日帰りドライブでも、比較的安心して帰路につけます。
よくある質問(FAQ)
Q. このコース全体の所要時間はどれくらい見ておけば安心ですか?
A. 現地での観光時間が、善光寺 約60分/地獄谷野猿公苑 約100分/小布施 約60分で、合計約4時間〜4時間半。
移動時間を含めると、トータル6〜7時間前後が目安です。
関東方面から日帰りの場合は、高速道路の往復も含めて「丸一日コース」と考えておくと、ゆとりを持って動けます。
Q. 歩く距離・体力的な負担が心配です。高齢の両親を連れて行っても大丈夫?
A. 善光寺と小布施は、石段やゆるやかな坂はあるものの、こまめに休憩を挟めば大きな負担にはなりにくいスポットです。
一方、地獄谷野猿公苑は、駐車場から公苑までの遊歩道を片道30〜40分前後歩く必要があります。
足腰に不安がある方や、雪道に慣れていない方をお連れの場合は、
- 無理のないペースで歩く
- 天候が悪い日は「善光寺+小布施」をメインにプラン変更する
といった工夫をおすすめします。靴は必ずスニーカーなど歩きやすいものを選びましょう。
Q. 冬でもこのモデルコースはまわれますか?スタッドレスタイヤは必要?
A. 善光寺と小布施は冬でも比較的アクセスしやすい一方で、地獄谷周辺は積雪・路面凍結の影響を受けやすいエリアです。
12〜3月に地獄谷野猿公苑まで行く場合は、スタッドレスタイヤの装着+天気予報・道路状況の事前チェックを強くおすすめします。
状況によっては、その日は「善光寺+小布施」をメインにして、地獄谷は無理をしない判断も視野に入れておくと安心です。
Q. 服装や持ち物で気をつけることはありますか?
A. 地獄谷野猿公苑の遊歩道を歩く前提になるため、特に「靴」と「防寒」が大切です。
- スニーカーなど滑りにくい靴(冬季は防水性+保温性のあるものが安心)
- 冬は手袋・帽子・ネックウォーマーなどの防寒小物
- 雨や雪が心配な日は、レインウェアやポンチョ
遊歩道はぬかるみや雪・氷で滑りやすくなるため、汚れてもよい服装で出かけると安心です。
Q. 地獄谷野猿公苑では、サルは必ず温泉に入っていますか?
A. サルは「好きなときに温泉に入る」ため、季節や時間帯、気温によって入り方が変わります。
冬の寒い日は温泉に浸かる時間が長くなる傾向がありますが、必ずしも常に全員が入っているわけではありません。
ただ、公苑内では温泉の周りや岩場で自由に過ごすサルたちの姿を間近で観察できるので、
温泉に入っている瞬間だけでなく、毛づくろいや親子の様子なども含めて楽しむつもりで訪れると満足度が高くなります。
まとめ
善光寺・地獄谷野猿公苑・小布施町をぐるっと巡るこの日帰りモデルコースは、「信州の名刹」と「世界的なSNOW MONKEY」と「栗の町歩き」を一日に凝縮した、大人世代向けの車旅プランです。
歴史ある善光寺で手を合わせ、山あいの地獄谷で温泉に浸かるサルたちをのんびり眺め、旅の締めくくりは小布施の町並みと栗スイーツ。
“ほどよく歩いて、しっかり味わう旅”をしたい方にぴったりのコースです。
まずは今回ご紹介した基本ルートと時間配分をベースに、
- 善光寺で御朱印やお戒壇巡りの時間を少し増やす
- 冬の地獄谷でSNOW MONKEYをじっくり撮影する
- 小布施で立ち寄るカフェや和菓子店を増やす
など、ご自身のペースや季節に合わせて少しずつアレンジしてみてください。
気に入ったスポットがあれば、次回は【1泊2日プラン】で温泉宿に泊まり、「善光寺+地獄谷+小布施+周辺観光」という形で、じっくり巡る旅に発展させていくのもおすすめです。
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