真田神社とは?歴史とご利益の特徴
長野県上田市、千曲川を見下ろす高台に広がる【上田城跡公園】。
その一角に静かにたたずんでいるのが【真田神社】です。
関ヶ原合戦の前後に、二度にわたって徳川軍を退けた「上田合戦」。
その舞台となった上田城の守護神として、真田昌幸・真田信繁(幸村)をはじめとする真田一族や、上田藩歴代藩主が祀られています。
「天下に名高い“勝ち戦の城”に鎮座する神社」ということもあり、参拝者の多くが願うご利益は以下の通りで、特に「勝運」「開運」にまつわるもの。
- 勝負運・仕事運・出世運
- 試験合格・スポーツ必勝
- 家内安全・交通安全
大河ドラマ『真田丸』以降は、真田ファンや歴史好きにとって「一度は行きたい場所」のひとつになりました。
城跡の緑と石垣に囲まれた境内は、派手さはないものの、しっとりとした落ち着きのある雰囲気。
桜、新緑、紅葉、冬枯れ──季節ごとに違う表情を見せてくれる、50代以降の大人旅にもよく似合う神社です。
■真田神社の特徴まとめ
・上田城跡公園内に鎮座する「城と一体」の神社
・真田一族と上田藩歴代藩主を祀る、勝運・開運の社
・六文銭や結び雁金など、真田家の家紋モチーフが随所に
・桜・新緑・紅葉・冬景色と、四季折々に絵になる城跡の風景
・善光寺や別所温泉と組み合わせやすい、信州歴史旅の拠点

善光寺から車で足を延ばすなら、上田城と真田神社は“セット”で立ち寄りたいスポット。信州の歴史をギュッと凝縮して味わえる、コンパクトな寄り道先です。
真田神社 参拝時間の目安
真田神社は【上田城跡公園】の一角にあるため、神社だけでなく、城跡散策とセットで楽しむのが基本です。
旅のスタイルに合わせて、次の2パターンをイメージしておくと計画しやすくなります。
■参拝時間の目安
・一般的な参拝(真田神社+城跡を軽く一周):約1〜1.5時間
・じっくり参拝(真田神社+城跡+資料館など):約2〜3時間
※車旅なら、別所温泉や善光寺と組み合わせて「半日〜1泊2日」のコースにしやすいボリュームです。
一般的な参拝(さらっと歴史散歩)
・所要時間の目安:
およそ1〜1.5時間
・だいたいの流れ
1)真田神社で参拝
2)境内と鳥居まわり、社殿の雰囲気をゆっくり味わう
3)すぐ隣の上田城跡公園をひと回り(櫓・石垣・堀まわり)
「移動のついでに寄ってみたい」「とりあえず真田の空気を感じたい」という方なら、このパターンで十分です。
じっくり参拝(上田城跡を含めてしっかり堪能)
・所要時間の目安:
およそ2〜3時間
・だいたいの流れ
1)真田神社で参拝・御朱印
2)上田城跡公園の櫓・石垣・堀を歩きながら、説明板で上田合戦の流れを確認
3)周辺の資料館や真田ゆかりの施設を見学
4)門前や駅周辺で信州そば・郷土料理ランチ
歴史好き・大河ドラマファンの方、真田の家紋に胸が高鳴る方は、じっくりコースで時間を取りたいところです。

50代以降の大人旅なら、「午前:真田神社+上田城跡」「午後:別所温泉でひと風呂」という流れが体力的にも気分的にもいちばんラク。無理に詰め込まないのがコツです。
真田神社の主な見どころ
■見どころハイライト
・城跡の石垣と一体になった鳥居と社殿のたたずまい
・六文銭・結び雁金など、真田家の家紋モチーフ
・勝運・必勝にちなんだ授与品の数々
・桜・新緑・紅葉・冬景色と、四季で表情を変える上田城跡公園
鳥居と社殿

上田城跡公園の木々の間から現れる【鳥居】をくぐり、石段を上ると、こぢんまりとした拝殿と本殿が見えてきます。
城跡らしい石垣や土塁を背景にした社殿は、「お城を守る社」という雰囲気が濃く、他の街中の神社とは少し違った空気をまとっています。
真田家の家紋・赤備えの兜

境内や授与品には、真田家の象徴である
- 六文銭
- 赤備えの兜
などのものがあちこちに散りばめられています。
灯籠、絵馬、社殿の装飾……「ここにも六文銭!」と探しながら歩くと、歴史好きにはたまらない時間に。
勝運・必勝の授与品
「合格祈願」「必勝祈願」「仕事の勝負どころ」
それぞれの“ここぞ”というタイミングで訪れる方も多い真田神社。
- 勝守
- 必勝守
- 交通安全守
など、上田合戦や真田のイメージと結びついたお守りが充実しており、受験生やスポーツ選手、ビジネスパーソンの参拝も目立ちます。
四季折々の上田城跡公園

真田神社だけでなく、【上田城跡公園】全体が一つの観光スポット。
季節ごとに雰囲気がガラリと変わります。
- 春:上田城跡公園の桜が満開になり、石垣とソメイヨシノのコントラストが見事
- 夏:濃い緑と石垣の組み合わせが涼やかで、日陰を選びながら散策したくなる季節
- 秋:紅葉と城跡が絵になる、大人の散歩にぴったりの時期
- 冬:木々の葉が落ち、石垣のラインがくっきり見えて“冬の城下町”らしい風情に
「季節を変えて何度か通いたくなる」タイプのスポットです。
御朱印・御朱印帳について
御朱印

真田神社では、社名が墨書された御朱印をいただくことができます。
六文銭や家紋があしらわれたデザインも多く、真田ファンにとっては一枚一枚が“戦利品”のような存在。
・初穂料
・授与所の場所
・受付時間
などの詳細は、時期や行事によって変わることがあるため、事前に公式情報や現地の案内で確認しておくと安心です。
御朱印帳
真田家の家紋や上田城をモチーフにした【オリジナル御朱印帳】が授与されている時期もあります。
「ここで御朱印帳を一冊用意して、善光寺や松代、九度山など、真田ゆかりの地でページを埋めていく」──
そんな“大人の歴史スタンプラリー”も、50代旅にはぴったりの楽しみ方です。


私の御朱印帳を入れる袋は「六文銭」をあしらったこちら。上田城跡公園前の、上田市観光会館で購入しました。
【真田神社】基本情報・アクセス
■所在地
〒386-0026 長野県上田市二の丸1-12
(ナビは「上田城跡公園」または「真田神社」で検索するとスムーズです)
■公式サイト:真田神社
車でのアクセス
・上信越自動車道「上田菅平IC」から約15分前後
・長野市・善光寺方面からは、上信越道または国道18号を利用して上田市内へ
駐車場・駐車料金
以下の上田城跡公園駐車場を利用
- 上田城跡北駐車場(222台)
- 上田城跡南駐車場(85台)
| 通常期間 | 特別期間 | |
|---|---|---|
| 入庫後 | 1時間無料 | 3時間500円 |
| 基本料金 | 1時間ごとに100円 | |
| 最大料金 | 当日上限500円 (午前0時切替・繰返適用) | 当日上限1,000円 (午前0時切替・繰返適用) |
※桜まつり等の繁忙期は“特別期間”料金になる場合があります。
公共交通機関でのアクセス
・北陸新幹線/しなの鉄道「上田駅」下車
駅から上田城跡公園までは徒歩およそ15〜20分
・駅前から路線バス利用の場合
「上田城跡公園」方面行きで、最寄りバス停下車後すぐ
■車旅のポイント
・上田菅平IC〜上田城跡公園までは、市街地を抜ける走りやすいルート
・桜・紅葉シーズンは駐車場が混み合うため、早めの時間帯がおすすめ
・善光寺や別所温泉と組み合わせる場合は、移動時間に余裕を持った計画を
参拝のベストシーズンと混雑の目安
ベストシーズン
真田神社は一年を通して参拝できますが、特におすすめなのは次の季節です。
・春(4月上旬〜下旬)
上田城跡公園の桜が見頃を迎える時期。
石垣と桜、真田神社の鳥居が一枚の絵になる季節です。
・初夏〜夏(5月〜8月)
新緑の城跡とセットで、爽やかな雰囲気の中で参拝できます。
日中は暑くなるので、朝〜午前中に歩くのがおすすめ。
・秋(10月中旬〜11月中旬)
紅葉が色づき、城跡全体がしっとりとした空気に包まれます。
歩きやすい気温で、50代以降の大人旅にはベストシーズンです。
・冬(12月〜2月)
雪がうっすら積もると、石垣と社殿がより凛とした表情に。
ただし、冷え込みと路面の凍結には要注意です。
混雑しやすい時期/時間帯
混雑しやすいのは、主に次のようなタイミングです。
- 桜まつり期間中の土日
- ゴールデンウィーク
- 紅葉シーズンの好天の週末
- イベント開催日
■静かに参拝したい方へ
・平日
・午前中 9:00〜10:30 ごろ
を狙うと、比較的ゆったり歩きやすくなります。
服装・持ち物・参拝時の注意点
服装のポイント
・通年共通
– 歩きやすいスニーカーやローヒールの靴
– 城跡公園内は坂道・階段・砂利道があるため、ヒールやサンダルは非推奨
・春〜秋
– 日差しの強い日は帽子・日焼け止めを
– 朝晩は冷える日もあるので、軽めの上着が一枚あると安心
・冬(12〜2月)
– コートやダウン、手袋・マフラーなどしっかりした防寒
– 冷え込む日は、厚手ソックスやカイロもあると快適
– 積雪や凍結が予想される日は、滑りにくい靴を選びましょう
持っていくと安心なもの
・賽銭・おみくじ・御朱印用の小銭
・御朱印帳
・飲み物(特に春〜秋)
・折りたたみ傘や軽いレインウェア
・冬はマフラー・手袋などの防寒具
参拝時の注意点
■足元・天候に注意
・階段・坂道:上田城跡公園内は、緩やかな坂や階段がどうしても発生します。足元を確かめながら、こまめに休憩をはさみつつ歩きましょう。
・雨・雪の日:石段や石垣まわりは滑りやすくなります。手すりを使い、急がず一歩ずつ進むイメージで。
真田神社と一緒に立ち寄りたい周辺スポット
せっかく車で真田神社まで行くなら、「もう一か所」を組み合わせると旅の満足度がぐっと上がります。
上田城跡公園周辺
- 上田城跡の櫓・堀・石垣
- 真田ゆかりの資料館・記念館
- 城下町風情の残る通りと小さな飲食店
歴史好き・城好きには、真田神社単体ではなく「城跡散策込み」で楽しんでほしいエリアです。
上田駅周辺のグルメ
- 信州そばの名店
- 地元味噌や日本酒の専門店
- 老舗の和菓子店やカフェ
「午前中は真田神社+上田城」「お昼は駅周辺でそばと日本酒少々」という流れも大人旅らしい過ごし方。
少し足を延ばして
・別所温泉
“信州の鎌倉”とも呼ばれる寺社と温泉の町。
真田神社から車で向かいやすく、1泊2日コースに組み込みやすい温泉地です。
・真田ゆかりの史跡
上田市内や周辺地域には、真田一族にまつわる史跡が点在。
真田神社を起点に、少しずつ巡っていく「テーマ旅」にも向いています。

「真田神社+別所温泉1泊」や「真田神社+善光寺+松代城」など、信州らしい歴史旅のバリエーションがいくつも組めます。今後、モデルコース記事も整えていく予定です。
よくある質問(FAQ)
Q. 真田神社の参拝時間は、どのくらい見ておけばいいですか?
A. 真田神社だけなら30分前後で参拝できますが、上田城跡公園もあわせて歩くなら、1〜2時間は見ておくと安心です。歴史好きの方は、資料館なども含めて2〜3時間を目安にすると、あわてず楽しめます。
Q. 車で行く場合、駐車場はありますか?
A. 真田神社専用駐車場ではなく、上田城跡公園利用者向けの有料駐車場を利用します。桜や紅葉のシーズン、イベント開催時は混雑するため、早めの時間帯に到着するか、少し離れた駐車場も候補に入れておくと安心です。
Q. 御朱印は混みますか?
A. 観光シーズンやイベント時は、御朱印待ちの列ができることもあります。時間に余裕を持つか、午前中の早めの時間帯にお願いすると、比較的スムーズに受けられることが多いです。
Q. 50代・シニア世代でも無理なく歩けますか?
A. 本格的な登山道はありませんが、城跡公園内は階段や坂道が含まれます。歩き慣れた靴で、こまめに休憩をはさみながらまわれば、一般的な体力の方なら問題なく楽しめる範囲です。心配な方は、真田神社と城跡のメイン部分だけにしぼると安心です。
Q. 雨の日・冬でも楽しめますか?
A. 雨の日や冬でも参拝は可能ですが、石段や石垣のまわりが滑りやすくなります。滑りにくい靴・防寒具を用意し、足元に気をつけながらゆっくり歩きましょう。天候が悪い日は、資料館やカフェで過ごす時間を長めに取るのもおすすめです。
まとめ|真田神社は“勝運”と歴史を味わう小さな拠点
・上田城跡公園の一角に鎮座する、真田一族ゆかりの【真田神社】
・勝負運・仕事運・合格祈願など、「勝運」「開運」のご利益で知られる社
・六文銭や結び雁金の家紋が、境内や授与品のあちこちに散りばめられた歴史ファン必見スポット
・桜・新緑・紅葉・冬景色と、四季を通じて楽しめる城跡の風景
・御朱印・オリジナル御朱印帳は、真田ゆかり旅の“スタート地点”としても最適
車旅で訪れるなら、
- 「真田神社+上田城跡公園」で1〜2時間
- 別所温泉や善光寺、松代城などと組み合わせて1泊2日
くらいを目安にすると、50代以降の大人旅でも無理なく楽しめます。
このガイドでは、
- 真田神社の歴史とご利益
- 参拝時間の目安
- 主な見どころ
- 御朱印の概要
- アクセス・服装・注意点
- 周辺スポットとの組み合わせ方
といった「まず押さえておきたいポイント」を一通りご紹介しました。
信州の歴史旅を計画する際の“入口”として、このページがお役に立てばうれしいです。
免責事項
本記事の内容は、執筆時点での公開情報および現地情報をもとに作成しています。参拝時間・授与所(御朱印)受付・駐車場料金・交通規制・イベント開催状況などは、季節や行事、工事等により変更される場合があります。お出かけ前に、必ず真田神社/上田城跡公園/上田市公式・観光情報などの最新情報をご確認ください。
また、本記事は旅行計画の参考情報であり、正確性・安全性・有用性を保証するものではありません。掲載情報を利用したことにより生じた損害・トラブル等について、当サイトは一切の責任を負いかねます。参拝・移動・撮影は、現地の案内表示や係員の指示に従い、安全第一で行動してください。


