50代の車旅は「中身」で妥協しない。プロが教える部屋・温泉・食事の絶対基準

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旅兵衛 流儀 高コスパホテル見極め 「高コスパ宿」の見極め方
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私ごとですが、今年還暦を迎え、自信をもって運転できるのも75歳までと考えると、あと15回しかない春と秋の車旅。 前回の記事でお伝えした「戦略的なビジネスホテル前泊」で見事な絶景に出会えたなら、その日の午後は、これまで仕事一筋で頑張ってきた夫婦のための「極上のご褒美」の時間です。

日々、都内の深夜の繁華街でタクシーのハンドルを握る私の目、腰、神経には、自分が思っている以上に過酷な疲労がたまっています。だからこそ、一年に数回しか行くことができない温泉旅行を楽しみにして、15時ぴったりにチェックインする「本命の温泉宿」選びには、一切の妥協を許しません。

高いお金を払って温泉宿に泊まるなら、絶対に失敗したくない。今回は、数々の失敗と成功を繰り返して導き出した、50代の大人のための「部屋・温泉・食事」の絶対基準を公開します。

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【部屋】広さよりも「ベッド」と「ソファ」の質

「せっかくの温泉旅館だから、広い和室でのんびりしたい」 そう考える方も多いですが、50代からの大人の車旅では、「洋室(ベッド)」を強くおすすめします。

座敷に座布団のスタイルは、立ち座りのたびに膝や腰に負担がかかります。長時間の運転で疲れた体には、チェックインしてすぐに体を預けられる「居心地のいいソファ」と「ベッド」がある洋室スタイルが圧倒的にラクなのです。

プロが重視する部屋のチェックポイント

  • 部屋の広さは重要ではない:コンパクトな部屋でも、座り心地の良いソファとテーブルがあれば十分くつろげます。
  • 寝具へのこだわり:シモンズ製のベッドや、トップアスリートが愛用する西川の「AiR(エアー)」などを導入している宿は、宿泊者の「休息」に本気でコストをかけている証拠です。
  • テレビより眺望:非日常を味わう旅に、テレビは普通に見られれば十分です。それよりも、ソファから美しい景色をぼーっと眺められる「窓からの眺望」にこだわりましょう。
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【温泉】「客室露天風呂」に潜む罠と正解

予算が許せば、好きな時に何度でも入れる「露天風呂付き客室」は最高のご褒美です。しかし、予約サイトの綺麗な写真だけで選ぶと、思わぬ落とし穴にハマります。

罠①:完全屋外の露天風呂は「天候」に負ける

以前、伊勢志摩のとある素晴らしい温泉宿で初めて露天風呂付き客室に泊まった際、ベランダに浴槽と洗い場がある完全屋外タイプだったため、雨と強風に見舞われ、寒くて全くゆっくり入浴できなかった苦い経験があります。 正解は、「半露天風呂」です。洗い場と浴槽はしっかりと屋内にあり、大きな窓を開け放つことで露天の解放感を味わえる造りがベスト。(伊豆高原の「大室の杜 玉翠」などはこの造りが秀逸でした)外から丸見えにならないよう、ブラインド等の目隠しがあるかも要チェックです。

罠②:「源泉かけ流し」より「温度管理」

温泉好きはつい「源泉かけ流し」に惹かれますが、客室露天風呂で最も大切なのは「完璧な温度管理ができているか」です。 入ろうと思ったら熱湯だったり、逆に冷たすぎたりして、そのたびにフロントへ電話して対応してもらう……。高い料金を払ってこんな嫌な思いをしたことが何度かあります。「いつでも適温ですぐに入れる」ことこそが、真のラグジュアリーです。

罠③:そもそも「温泉」ではないことも

「露天風呂付き客室」と書いてあっても、部屋のお湯はただの沸かし湯で、温泉は大浴場だけという宿は意外と多いです。予約前に必ず「部屋のお風呂も温泉か」を確認してください。

【食事】「個室食事処」で味わう、その土地の旬

宿の満足度を決定づける最後のピースが「料理」です。 若い頃は品数にテンションが上がりましたが、50代になれば「品数より内容(質)」。その土地、その時期にしか食べられない食材を、持ち味を活かした調理法で適量いただくのが大人の贅沢です。

最上級の食事スタイルは「個室食事処」

食事のスタイルで私が最も推奨するのは「個室食事処」です。 宿の調理場のそばに配置されていることが多く、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま、最高の状態で提供されます。 一見贅沢に思える「部屋食」は、実は調理したてを提供することが難しく、提供に時間がかかるためあまりおすすめしません。「ビュッフェ」も最近は本格的で、目の前で調理するなど美味しい料理を提供するところが増えましたが、食事の席は仕切られていないところが多い、人目が気になる、料理を取りに何度も席を立たなければならないなど、ゆっくり食事を楽しみたい大人の旅には不向きです。

料理の質は「ホームページ」と「口コミ」で見抜く

その宿の料理のレベルは、公式サイトの「料理への思い」に表れます。料理長の名前や考えが書かれているか。美味しそうな写真が掲載されているか。 そして、旅行サイトの口コミで「実際に利用した方の感想」を参考に判断します。夕食は「肉なのか魚なのか」、朝食は「サラダやヨーグルトなどバランスが良いか」をしっかりチェックして、予約の最終決断を下しましょう。

最後は「コスパ」で選ぶ

料理の内容は、宿泊費用に大きくかかわってきます。

最高の料理を、最高の場所で、最高の雰囲気で味わうのが理想ですが、理想ばかり追いかけては宿泊費が跳ね上がってしまいます。

最後はご自身の旅の予算、旅のスタイル、目的に合わせて選ぶのが大切です。

【よくある質問】プロが答える部屋・温泉・食事のQ&A

Q. 温泉旅館といえば畳の和室が定番だと思うのですが、やはり洋室の方が良いのでしょうか?
A. 昔ながらの和室も風情がありますが、長時間の運転後に畳と座布団で過ごすのは、私たちが思っている以上に膝や腰に負担がかかります。また、食事中などにスタッフが布団の上げ下ろしで部屋に入る煩わしさもありません。ベッドとソファのある洋室(または和洋室)を選ぶことで、チェックイン直後からチェックアウトまで、完全に自分たちだけのペースで体を休めることができます。

Q. 部屋の露天風呂が「温泉」かどうか、予約サイトでどう見分ければいいですか?
A. 予約サイトの部屋詳細ページに、小さく「客室露天風呂(沸かし湯)」や「白湯(さゆ)」と記載されていることがあります。もし「露天風呂付き」としか書かれておらず判断に迷う場合は、宿の公式サイトの「よくある質問」を見るか、直接宿に電話をして「部屋のお風呂も温泉が引かれていますか?」と確認するのが一番確実です。せっかく高いお金を払うのですから、遠慮せずに確認しましょう。

Q. 夫婦ともに食べる量が減ってきたので、旅館の豪華な夕食を食べきれるか心配です。
A. 50代からの宿選びでは「品数より質」が鉄則です。最近は質の高い宿ほど、大人の旅行者に向けて「量より質プラン」や「美味少量プラン」をしっかりと用意しています。予約時にそういったプランを選ぶか、その土地ならではの上質なお肉や高級魚など「メイン料理」に特化したプランを選ぶと、無理なく最後まで美味しく食事を楽しめます。

まとめ:1回1回の旅を、絶対に妥協しない「最高のご褒美」に

部屋、温泉、食事。 これらの中身をしっかり見極めることができるようになれば、あなたの車旅は劇的に豊かで、疲れ知らずのものになります。

私自身、自信を持ってハンドルを握り、夫婦で極上の絶景を見に行けるチャンスはあと15回しかありません。だからこそ、その1回1回の旅における宿選びには一切の妥協をしないと決めています。

この記事を読んでくださっているあなたにとっても、ご夫婦で健康に、そして笑顔で長距離のドライブ旅行を楽しめる時間は、決して無限ではないはずです。

仕事一筋で頑張ってきた人生の後半戦。奥様や大切なパートナーと過ごすかけがえのない時間を最高のものにするために、ご自身の「ゆずれないポイント」にはしっかりと予算を投じて、悔いのない極上の宿選びをしてください。

免責事項・注意事項
本記事で紹介している宿の選び方やチェックポイントは、都内プロドライバーである筆者の長年の車旅経験に基づく個人的な見解および推奨スタイルです。各宿泊施設の設備(客室露天風呂の仕様や温泉の泉質、食事の提供スタイルなど)は、リニューアルや運営方針の変更により、現在の状況と異なる場合がございます。
ご予約の際は、必ずご自身で各宿泊施設や予約サイトの最新情報、クチコミ等をご確認ください。万が一、宿泊先でのトラブルや不利益等が生じた場合、当サイトは一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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