【善光寺】参拝の基本ガイド|歴史・ご利益・参拝時間目安・見どころ・御朱印・アクセス・駐車場

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長野 善光寺 甲信越の寺社
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善光寺とは?歴史とご利益の特徴

ご利益
極楽往生・厄除け・家内安全・良縁成就

長野市の中心部にある【善光寺】は、約1,400年の歴史を持つ信州を代表する古刹です。

ご本尊は日本最古級といわれる「一光三尊阿弥陀如来(善光寺如来)」で、阿弥陀如来を中央に、その両脇に観音菩薩・勢至菩薩が並ぶ独特の姿をしています。

宗派に属さない「無宗派」のお寺として知られ、昔から「一生に一度は善光寺参り」「遠くとも一度は参れ善光寺」と言われてきました。

宗派や性別を問わず、すべての人を受け入れてきた歴史があり、極楽往生・厄除け・家内安全・良縁成就など、幅広いご利益を願って全国から参拝者が訪れます。

本堂は江戸時代中期に再建された木造建築で、現在は国宝。

東日本を代表する木造仏教建築のひとつで、外観の迫力はもちろん、内陣の厳かな雰囲気も「一度は体験したい」と言われる理由のひとつです。

旅兵衛
旅兵衛

“信州に行くなら、まずは善光寺へ”という方も多いはず。車旅の起点・終点としても使いやすく、周辺の温泉や城下町と組み合わせやすいお寺です。

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善光寺参拝時間目安

善光寺のまわり方は、大きく分けると以下の2つのパターンがあります。

  • 気軽に楽しむ「一般的な参拝」
  • 文化財もじっくり味わう「善光寺参拝セット券」を使った参拝

旅の目的、行程に合わせて無理のないコースを選んでください。

一般的な参拝(お参り+境内散策+仲見世)

はじめての善光寺なら、まずは「本堂にお参り → 境内の主な見どころ → 仲見世通りをぶらり」という、王道のまわり方がおすすめです。

  • 本堂で手を合わせてお参り
  • 山門まわりや境内の雰囲気をのんびり散策
  • 売店や授与所でお守り・お札を授かる
  • 参道の【仲見世通り】でお土産・信州そば・おやき・甘味などを楽しむ

この「一般的な参拝」なら、所要時間はおおよそ1.5〜2時間が目安。

観光とお参りをバランスよく楽しみたい方や、「とりあえず善光寺の雰囲気を味わってみたい」という方にぴったりです。

じっくり参拝(本堂内陣+お戒壇巡り+山門+経蔵+史料館)

善光寺の魅力をもっと深く味わいたい方には、有料の「善光寺参拝セット券」を使う「じっくり参拝」がおすすめです。

このセット券では、以下の拝観がまとめてできます。

  • 本堂内陣と「内陣お戒壇巡り」
  • 史料館(善光寺に伝わる宝物・歴史資料)
  • 経蔵(重要文化財の経蔵と輪蔵)
  • 山門(楼上から門前の景色を一望)

善光寺参拝セット券の料金(目安)
・大人(一般):1,200円
・高校生:400円
・小・中学生:100円
・未就学児:無料

※各施設ごとの個別券もありますが、はじめてじっくり巡るなら「セット券」の方が分かりやすくて便利です。

じっくり参拝の流れ(例)
①本堂内陣に上がり、荘厳な雰囲気の中で参拝
②真っ暗な廊下を進む【お戒壇巡り】で「極楽の錠前」に触れてご本尊とのご縁を結ぶ
③忠霊殿、史料館で寺宝や歴史資料を見学し、善光寺の歴史をじっくり学ぶ
④経蔵で輪蔵に触れ、経典とのご縁をいただく
⑤山門の楼上から門前町や長野の街並みを眺める

ここまでしっかりまわると、所要時間は2〜3時間ほど。

午前中いっぱい、または午後の半日を「善光寺だけにあてる」くらいのイメージで計画すると、慌てず楽しめます。

旅兵衛
旅兵衛

“まずは一般的な参拝”で雰囲気をつかんで、2回目以降に“じっくり参拝セット券”で深掘り──という楽しみ方もアリですね。50代以降の大人旅なら、無理に詰め込まず、どちらか1パターンにしぼると体も気持ちもラクですよ。

善光寺の主な見どころ

長野 善光寺 境内案内図
善光寺 境内案内図 出典 公式

本堂[国宝]

長野 善光寺 本堂
善光寺 本堂

江戸中期・1707年建立の【本堂】は、木造建築としては国内でも最大級の規模を誇る国宝。上から見ると撞木(鐘を叩くT字形の道具)の形をしていることから、「撞木造り」と呼ばれています。外陣には閻魔大王、内陣には弥勒菩薩・地蔵菩薩、最奥の瑠璃壇には絶対秘仏とされる御本尊が安置され、入り口を俗世、奥を極楽に見立てた独特の空間構成になっています。

本尊

善光寺の御本尊は【一光三尊阿弥陀如来】。一つの光背の前に、中央に阿弥陀如来、その両脇に観音菩薩と勢至菩薩が立つ姿で、「善光寺式阿弥陀如来像」とも呼ばれます。日本に仏教が伝来した際に渡来した仏像のひとつとされ、現在は絶対秘仏として公開されておらず、本堂最奥の瑠璃壇の奥に静かに安置されています。

お戒壇めぐり

本堂最奥、御本尊の真下に延びるのが、真っ暗な通路を進む【お戒壇めぐり】。一寸先も見えない暗闇の中、手探りで「極楽の錠前」を探し当て、触れることで御本尊と直接ご縁が結ばれると伝えられています。光を断った空間で一歩一歩進む体験は、信仰がある・ないに関わらず、心に残る善光寺ならではの参拝です。

びんずる尊者

本堂へ入って最初に出迎えてくれるのが【びんずる尊者】の像。300年以上にわたり多くの人に撫でられてきたため、表面はツルツルに輝いています。自分の身体の悪いところと同じ箇所を撫でると、その病を癒やしてくれると信じられており、順番にそっと手を合わせる参拝者の姿が絶えません。

山門(三門)[重要文化財]

本堂正面にそびえる【山門(三門)】は、1750年建立の重厚な門。名物は「善光寺」と書かれた扁額の“鳩字”で、文字の中に5羽の鳩が隠されている遊び心あるデザインです。楼上は拝観可能で、文殊菩薩騎獅像や四天王像、四国八十八ヶ所霊場ゆかりの仏像などが安置され、回廊からは長野市街や本堂の屋根を一望できます。門前の景色を見下ろす眺めは、ぜひ一度味わいたいポイントです。

仁王門[登録有形文化財]

善光寺参りの「玄関口」となるのが、大通りに面した【仁王門】。1918年に建立され、登録有形文化財に指定されています。門の正面には、仏敵から寺を守る阿形・吽形の二体の仁王像、背面には三宝荒神と三面大黒天が立ち並びます。高村光雲・米原雲海が手掛けた仁王像は、支えなしで立つ絶妙なバランスが見どころ。門前の写真撮影スポットとしても人気です。

経蔵[重要文化財]

山門近くに建つ【経蔵】は、1759年建立の重要文化財。内部には八角形の【輪蔵】があり、その中にはあらゆる仏教経典を集めた「一切経」が収められています。輪蔵の腕木を押して一周回すことで、「全ての経典を読んだのと同じ功徳が得られる」とされ、参拝者も実際に回すことができます。歴史ある建物に触れながら、ちょっと特別な体験ができるスポットです。

日本忠霊殿(史料館併設)

【日本忠霊殿】は、戊辰戦争から第二次世界大戦までの戦没者を供養するための施設。併設された史料館では、善光寺の歴史を物語るさまざまな収蔵品や、ダライ・ラマ14世がお魂入れをした砂曼荼羅などを見学できます。
戦没者供養の場としての厳かな空気とともに、善光寺が歩んできた歴史の一端を静かに学べる場所です。

大勧進・大本願

善光寺は宗派に属さない「無宗派」の寺院ですが、その護持運営は【大勧進】(天台宗)と【大本願】(浄土宗)の二つの寺院によって支えられています。両寺の住職が、善光寺住職も兼ねているという特別な関係にあります。

  • 大勧進(天台宗本坊)
    「善光寺を守り、お血脈を受け継ぐ寺」として、護摩祈願・厄除け・交通安全などのご祈願や、先祖供養・水子供養・納骨など幅広い法要を行っているお寺です。写経・座禅・お寺ヨガなどの体験も用意されており、善光寺信仰の中心としての役割を担っています。
  • 大本願(尼僧寺院・浄土宗本坊)
    642年、皇極天皇の勅命により、蘇我馬子の娘・尊光上人によって開かれた約1,400年の歴史を持つ尼僧寺院。七五三成長祈願や各種ご法要・ご祈願、仏前結婚式などを通じて、人々の人生の節目に寄り添ってきました。境内の拝観や宝物の公開も行われており、静かな佇まいの中で善光寺のもう一つの側面に触れられます。

仲見世通り

長野 善光寺 仲見世通り
善光寺 仲見世通り

仁王門から山門へと続く【仲見世通り】は、石畳の両側に土産物屋や飲食店が軒を連ねる門前町らしいエリア。石畳はおよそ7,777枚あるとも言われ、善光寺の見どころのひとつになっています。
信州そばやおやき、甘味などの食べ歩きや、善光寺みやげの買い物を楽しみながら、本堂へ向かう時間も旅の大切な思い出に。通りの北側には、源頼朝の馬が蹄を挟んで引き返したという伝承の残る【駒返橋】もあります。

旅兵衛
旅兵衛

本堂と門前だけで帰るのはもったいないエリア。時間に余裕があれば、経蔵で輪蔵を回し、日本忠霊殿や大勧進・大本願にも一歩足を踏み入れてみると、“善光寺信仰”の奥行きがぐっと深く感じられます。

御朱印・御朱印帳について

御朱印について

善光寺は、御朱印の種類がとても豊富なお寺です。

じめての方は「どれをいただけばいいの?」と迷ってしまうほど。

  • 本堂でいただく代表的な「善光寺」御朱印
  • 本堂・山門・仁王門・経蔵・忠霊殿をめぐる「諸堂限定御朱印」
  • 四季の花々をモチーフにした切り絵仕様の「季節特別御朱印」
  • 「びんずる尊者」や「牛にひかれて善光寺まいり」などの特別御朱印

通常・限定・季節・特別とバリエーションが分かれています。

とくに「諸堂限定御朱印」は、本堂・山門・仁王門・経蔵・忠霊殿を描いた専用台紙に御朱印が押されるスタイルで、5つを並べると背景が一枚の絵になるという、善光寺らしい工夫がされています(このタイプは御朱印帳に直接書き入れは不可)。

また、春「桜」、夏「睡蓮」、秋「曼殊沙華」、冬「椿」といった季節限定の切り絵御朱印も人気。台紙の色やモチーフが季節ごとに変わるため、「同じ善光寺でも季節を変えて再訪したくなる」ポイントになっています。

御朱印の基本的な流れ
・主な受付場所は【本堂西向拝南側御朱印所】
・受付時間は概ね、お朝事開始30分前〜16:30ごろ(季節や行事により変動あり)
・御朱印帳に直接書いていただくもののほか、台紙(書き置き)タイプの御朱印もあります。

※御朱印に関する詳細は、「善光寺公式サイト」御朱印ページよりご確認ください。

旅兵衛
旅兵衛

「“とりあえず1つ”なら、まずは本堂の『善光寺』御朱印を。慣れてきたら、諸堂限定や季節限定を狙っていくのも楽しいですよ。

御朱印帳

御朱印を集めるなら、善光寺オリジナルの【御朱印帳】もチェックしておきたいところです。
本堂前の授与品所では、御朱印帳をはじめ、お守り・お札・おみくじなどさまざまな授与品を扱っており、遠方の方向けにWEBでの授与品販売も行われています。

【善光寺】基本情報・アクセス

基本情報

  • 住所    長野県長野市大字長野 元善町491
  • お問合せ 【善光寺事務局】
          電  話:026-234-3591(代)
          受付時間:毎日午前9時~午後4時30分(12月31日は午後2時まで)

アクセス

「車」でのアクセス

【善光寺】へのアクセスは「上信越自動車道」利用
・東京・名古屋方面から 「長野IC」
・北陸・新潟方面から  「須坂長野東IC」

【善光寺】へ「車」でアクセスする場合、利用する高速道路は「上信越自動車道」になります。

【善光寺】に近い「IC」は、「長野IC」と「須坂長野東IC」の2つです。

どちらの「IC」で降りても、【善光寺】までは約10km、約30分の距離

東京・名古屋方面から行く場合は「長野IC」。

北陸・新潟方面から行く場合は「須坂長野東IC」で降りるのが良いでしょう。

「長野IC」から【善光寺】へのルート

「須坂長野東IC」から【善光寺】へのルート

【善光寺】駐車場 料金・利用時間

長野 善光寺 駐車場 マップ
善光寺 駐車場 マップ 出典 公式

善光寺には、境内周辺に公式の参拝者用駐車場(第1〜第4)が整備されています。

普通車専用の駐車場から、バス・二輪も利用できる駐車場までタイプが分かれており、すべて予約不可・先着順です。

第1駐車場(境内北西)
一般乗用車専用/24時間駐車可/高さ制限2.0m/EV充電スタンドあり
第2駐車場(境内西)
宿坊関係専用(宿坊利用者のみ駐車可)
第3駐車場(境内北東)
一般乗用車専用/24時間駐車可/高さ制限2.5m
第4駐車場(境内西)
一般乗用車・バス・自動二輪車/24時間駐車可/高さ制限なし
身体障がい者用区画あり(「信州パーキング・パーミット制度」に対応)。繁忙期は一般乗用車専用になる場合あり。

駐車料金(2025年12月時点)
・乗用車:2時間まで600円/以降1時間ごと300円増し
・バス・マイクロバス:2時間まで3,000円/以降30分ごと500円増し
・オートバイ:一律500円

旅兵衛
旅兵衛

いずれも予約はできないため、初詣・連休・大型行事の際は満車を前提に早めの到着 or 周辺コインパーキング利用も視野に入れておくと安心です。

「公共交通」でのアクセス

JR長野駅から
徒歩:約30分
路線バス
 ・善光寺口バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」発の路線バスを利用。
 ・「長野駅」→「善光寺大門」、所要時間約15分、運賃190円。
 ・「善光寺大門」のバス停から善光寺本堂までは、徒歩5分程度。

参拝のベストシーズンと混雑のタイミング

善光寺は「いつ行ってもよいお寺」ですが、季節ごとに表情が大きく変わります。

旅行の目的に合わせて、ベストシーズンを選んでみてください。

◎一年を通して楽しめるが、とくにおすすめの季節

・春(4月中旬〜5月上旬)
 門前町の桜や境内の新緑が美しい季節。空気もやわらかく、参拝しやすい時期です。
 ゴールデンウィークは混雑しますが、「お朝事」の時間帯は比較的ゆったり歩けます。

・夏(6月〜8月)
 朝夕は比較的涼しく、「お朝事」に合わせて早朝に参拝すると清々しい空気を味わえます。
 日中は気温が上がるので、熱中症対策をしながら門前散策を楽しむイメージです。

・秋(10月中旬〜11月中旬)
 境内の木々が色づき、山門や本堂を背景にした紅葉が絵になる季節。
 気温も落ち着き、50代以降の大人旅にはいちばん歩きやすいタイミングです。

・冬(12月〜2月)
 雪化粧した本堂・山門は「冬の善光寺」ならではの姿。
 厳かな雰囲気がいっそう際立つ一方、路面凍結・積雪があるため、防寒と足元対策は必須です。
 初詣シーズンは大混雑になるので、時期と時間帯を選べば、静かな雪景色のお参りも楽しめます。

◎混雑しやすい時期・時間帯
・1月の初詣(元日〜三が日+その後の連休)
・ゴールデンウィーク
・お盆休み
・紅葉シーズンの土日祝(10月下旬〜11月中旬ごろ)
・7年ごとの「御開帳」期間

できるだけゆったり参拝したい場合は、以下を狙うのがおすすめです。

  • 朝8:00〜9:00ごろまでの早い時間帯
  • 連休を外した平日
  • 雨予報の日(足元注意)

【服装・持ち物・参拝時の注意点】

善光寺は観光寺院として整備されていますが、石畳や階段、坂道もあるため、「ちょっとしたハイキング」くらいの気持ちで準備しておくと安心です。

◎服装のポイント

・年間を通して
 - 歩きやすいスニーカーやローヒールの靴
 - 階段・段差があるので、サンダル・ヒールは避けた方が無難
 - 本堂内は冬場ひんやりするので、脱ぎ着しやすい上着があると便利

・夏(6〜8月)
 - 通気性のよいトップス、帽子
– 汗拭きタオル、こまめな水分補給
– 日焼け止めも忘れずに

・冬(12〜2月)
 - コートやダウン、手袋・マフラーなどしっかりした防寒
– 足元の冷え対策に厚手ソックス
– 雪や凍結の可能性がある日は、すべりにくい靴・簡易スパイク付きシューズを検討

◎持っていくと安心なもの

・小銭(賽銭・おみくじ・御朱印など用)
・御朱印帳(御朱印をいただく方)
・折りたたみ傘 or 軽いレインウェア
・携帯用エコバッグ(お守り・お土産用)
・季節に応じた防寒具・熱中症対策グッズ

「荷物を持ちすぎない」ことも大切です。

車に置けるものは車に残し、「貴重品+最小限の必需品」だけを持って境内を歩くと、足腰への負担も軽くなります。

◎参拝時の注意点

・お戒壇めぐりについて
 - 真っ暗な通路を進むため、閉所恐怖症の方や小さなお子さん不安を感じる場合があります。
 - 無理せず、体調と相談しながら体験するかどうか決めましょう。

・撮影マナー
 - 本堂内やお戒壇めぐりなど、撮影禁止の場所があります。
 - 境内各所の案内表示に従い、スマホ・カメラの利用は控えめに。

・階段・足元

  • 山門・本堂・経蔵など、階段の昇り降りが発生します。
  • 雨・雪の日は特に滑りやすいため、手すりを使いながらゆっくり歩きましょう。

・車で訪れる場合

  • 冬季はスタッドレスタイヤ装着が基本。山間部や周辺観光地に足を延ばす場合は、とくに注意が必要です。

【善光寺と一緒に立ち寄りたい周辺スポット】

せっかく車で善光寺まで行くなら、「もう一か所」立ち寄り先を組み合わせると、旅の満足度がぐっと上がります。
ここでは、日帰り〜1泊2日の大人旅をイメージして、相性の良いスポットをピックアップしておきます。

◎門前町・長野駅周辺(街歩き+グルメ)

・善光寺門前の古い町並み
 - カフェや老舗の和菓子店、小さなギャラリーが点在。
 - 善光寺参拝後に、ゆっくりコーヒーや甘味で一息つくのにぴったりです。

・長野駅周辺
 - 駅ビルや駅前には、信州そば店や郷土料理を出す居酒屋も多く、
 - 「昼は善光寺門前、夜は駅前でゆっくり一杯」といった楽しみ方もできます。

◎戸隠エリア(パワースポット+そば)

・戸隠神社(中社・奥社など)
 - 善光寺とあわせて参拝する人も多い、人気のパワースポット。
 - スギ並木の参道や山の気配を感じる境内は、善光寺とはまた違う雰囲気です。

・戸隠そば
 - 名物の「戸隠そば」は、腰が強く風味豊か。
 - 善光寺参拝の翌日、戸隠まで足を延ばしてそばと神社を楽しむ1泊2日コースもおすすめです。

◎歴史好きにうれしいスポット

・川中島古戦場史跡公園
 - 武田信玄と上杉謙信が戦った「川中島合戦」の跡地。
– 合戦のジオラマや資料展示もあり、歴史好きには外せないスポットです。

・松代城跡・真田邸・旧松代藩校「文武学校」 など
– 真田家ゆかりの城下町・松代エリアも、善光寺から車で足を伸ばしやすい距離。
– 善光寺+真田ゆかりの地を組み合わせた“大人の歴史旅”も楽しめます。

◎温泉地(ゆったり1泊2日向き)

・戸倉上山田温泉
・湯田中渋温泉郷 など

どちらも善光寺から車でアクセスしやすく、「昼に善光寺を参拝 → 夕方に温泉宿へチェックイン」という流れが組みやすいエリアです。
50代以降の方なら、「善光寺は半日〜1日ゆっくり → 夜は温泉で脚を休める」くらいのペースが、体にも心にも優しいと感じられるはずです。

よくある質問(FAQ)

Q. 善光寺の参拝時間はどのくらい見ておけばいいですか?
A. 本堂参拝と境内散策、仲見世通りの散歩を合わせて、一般的な参拝なら1.5〜2時間が目安です。参拝セット券を使って本堂内陣やお戒壇めぐり、山門、経蔵、史料館までしっかり回る場合は、半日(2〜3時間)くらいのイメージで予定を組むとゆったり楽しめます。

Q. 車で行く場合、駐車場はすぐ見つかりますか?
A. 善光寺の周辺には公式の参拝者用駐車場(第1〜第4)が整備されており、通常の平日であれば停められないことはあまりありません。ただし、初詣や連休、御開帳などの特別な時期は満車になることも多いので、早めに到着するか、周辺コインパーキングも候補に入れておくと安心です。各駐車場の場所・台数・混雑しやすい時間帯などは、別記事「善光寺 駐車場・アクセスガイド」で詳しくまとめていきます。

Q. 御朱印はどこで、どのくらい時間がかかりますか?
A. 主な受付場所は本堂西向拝南側の御朱印所です。連休や行事の日は列が伸び、待ち時間が長くなることもあります。できれば午前中の早い時間帯にお願いするか、台紙タイプ(書き置き)の御朱印も選択肢に入れておくと、行程がスムーズです。御朱印の種類や頒布場所、季節限定御朱印などは、別途「善光寺 御朱印ガイド」記事で詳しくご紹介する予定です。

Q. お戒壇めぐりは怖くないですか?子どもや高齢者でも大丈夫?
A. お戒壇めぐりは本当に真っ暗な中を手探りで進むため、暗所・閉所が苦手な方には少し不安に感じられるかもしれません。ただ、通路自体は短く、壁伝いに進めば問題なく歩けます。体調に不安がある方や小さなお子さんは、無理をせず、その場の様子を見て判断してください。一人で不安な場合は、家族と手をつなぎながらゆっくり進むと安心です。

Q. 冬でも参拝できますか?服装の注意点は?
A. 冬の善光寺は雪景色が美しく、とても雰囲気がありますが、冷え込みが厳しい日も多くなります。コートやダウンコート、手袋、マフラーなどしっかりした防寒対策に加え、滑りにくい靴を選ぶのがおすすめです。路面が凍結している場合もあるので、特に階段の昇り降りは、手すりを使いながらゆっくり歩きましょう。

Q. 50代〜シニア世代でも、無理なく歩けますか?
A. 善光寺は大きな山寺ほどの高低差はありませんが、石畳や階段、ゆるやかな坂道はあります。歩き慣れた靴で、荷物を軽めにしておけば、一般的な体力の方なら問題なく楽しめる範囲です。心配な方は「一般的な参拝」のコースにしぼり、お戒壇めぐりや山門の楼上拝観は体調を見ながら判断するのがよいでしょう。

Q. 公式情報はどこで確認すればいいですか?
A. 拝観時間や行事、交通規制、御朱印の最新情報などは、必ず善光寺公式サイトでご確認ください。とくに初詣や御開帳など大きな行事の際は、交通規制や参拝ルートが通常と変わることがあるため、事前チェックは必須です。

まとめ|善光寺参拝は「ゆったり半日旅」がおすすめ

長野市の中心にある【善光寺】は、「一生に一度は善光寺参り」といわれるほど、信仰と歴史の重みを感じられるお寺です。

・約1,400年続く古刹としての歴史
・宗派や立場を問わず誰でも受け入れる懐の深さ
・本堂、山門、仁王門、経蔵、日本忠霊殿、大勧進・大本願といった見どころ
・四季折々に変化する門前町の風景
・バリエーション豊かな御朱印

これらが重なり合って、「ただの観光地」ではなく、心が少し整うような時間を過ごせる場所になっています。

車旅で訪れるなら、

  • 一般的な参拝(本堂+境内散策+仲見世)で1.5〜2時間
  • 参拝セット券を使ったじっくり参拝で2〜3時間

くらいを目安に、半日〜1日を善光寺にあてるイメージがちょうどよいバランスです。

残りの時間で、門前町のカフェや長野駅周辺のグルメ、戸隠エリアや温泉地への小さな寄り道を組み合わせれば、50代以降の大人世代にも無理のない「ゆったり旅」になります。

この総合ガイドでは、

  • 善光寺の歴史とご利益
  • 参拝スタイルの違い(一般的な参拝/じっくり参拝)
  • 主な見どころ
  • 御朱印の概要
  • アクセス・駐車場の全体像

といった「まず押さえておきたいポイント」をひと通りご紹介しました。

より詳しく知りたい方のために、今後は

  • 【善光寺 駐車場・アクセス完全ガイド】
  • 【善光寺 御朱印・御朱印帳ガイド】
  • 【善光寺と戸隠・温泉地をめぐる1泊2日モデルコース】

といった形で、テーマ別の記事も順次整えていく予定です。

初めての信州旅のきっかけとして、あるいは何度目かの善光寺参りの「予習・復習」として、この記事がお役に立てばうれしいです。

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掲載情報は変動の可能性があります。実際に行かれる際は、公式情報(道路・バス運行・天気・施設営業)をご確認ください。当サイトの情報に基づく不利益には責任を負いかねます。

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