冬の夜、街は光で装いを変える――。クリスマスから年末年始にかけて、関東でも“大切な人と是非見に行きたい”名物イルミが揃います。
なかでも「関東三大イルミネーション」は、趣の異なる3つの名所。まずは顔ぶれを押さえておきましょう。
- 花がきらめくあしかがフラワーパーク「光の花の庭」
- 遊園地とイルミネーションが融合するさがみ湖イルミリオン
- 海風と灯台が彩る江の島「湘南の宝石」
同じ“イルミ”でも、スケールも見どころもベストな楽しみ方も三者三様。
あなたの旅に合うのはどれでしょう?
本記事では、三会場の違いがひと目で分かる比較と目的別の選び方、さらに日帰り/1泊2日モデルコース、混雑回避・撮影Tips・アクセス・料金までをコンパクトにご案内。
今年の冬の予定が、ここから決まります。

“映える庭園美・海の夜景・アトラクション”――三つの魅力を、迷わず選べるように道案内します。
「三大イルミネーション」どう選ぶ?(まずはここへ)
- 王道の圧倒的スケールで感動したい → あしかがフラワーパーク(演出の多彩さ&光量が段違い)
- 海×灯台の“冬絶景”を撮りたい → 江の島「湘南の宝石」(正月明け〜1月中旬が穴場)
- イルミ+アトラクションでアクティブに楽しみたい → さがみ湖イルミリオン(イルミ+遊園地)
- 「お花」が好き→あしかがフラワーパーク
- やっぱり「海」が好き→江の島「湘南の宝石」
- 「遊園地」が好き→さがみ湖イルミリオン
目的別の選び方(50代大人旅/カップル/家族)
- 50代大人旅
・“映える庭園美”ならあしかが(鑑賞ルートが整備され見やすい/平日夜が快適)
・歩行少なめ&景観重視なら江の島(上りはエスカー活用で負担軽減/夜は海風対策を) - カップル
・ロマンチック度は江の島(灯台×海面リフレクション×恋人の丘)
・お花をバックに写真をたくさん撮りたいならあしかが - 家族・グループ
・遊園地で仲間と楽しみたいならさがみ湖(体験型イルミネーション&山の地形を使った演出)
開催概要(2025-26年)

あしかがフラワーパーク「光の花の庭」
・開催期間:2025年10月18日(土)〜2026年2月15日(日)予定
・点灯時刻:16:30〜17:00頃
・開園時間:15:30〜21:00(土日祝〜21:30)
・休園:12/31、2月第3水・木
・入園料:大人1,400円/子ども700円 ※前売割引あり
・駐車:園内大型駐車場(無料)
・特徴:大藤棚の演出・光の花畑・池の映り込みに着目
※詳細は公式サイトで確認

さがみ湖イルミリオン
・開催期間:2025年11月15日(土)〜2026年5月10日(日)
※4/6以降は土日祝のみ
・点灯時刻:16:00以降(日の入り時間で変動)
・開園時間:開園時間16:00、閉園時間は時期により異なる
※営業カレンダー参照
・休園日:不定休 ※営業カレンダー参照、
・入場料:大人2,000円〜/小人・シニア1,300円〜/ペット1,000円〜
※時期により変動
・駐車:園内有料P 普通車 1,000円、土日祝・特定日 1,500円
・特徴:山の地形×体験型演出/観覧車等で一日遊べる
※開園時間、休園日・入場料は公式サイトで確認

江の島「湘南の宝石」
・開催期間:2025年11月22日(土)〜2026年2月28日(土)
・点灯時間:平日・12/31~1/3 17:00〜20:00(最終入場19:30)
土日祝・12/20~30 17:00〜21:00(最終入場20:30)
※1/10以降は点灯17:30~
・休園日:なし
・入場料:大人1,100円/子供550円(シーキャンドル+サムエル・コッキング苑共通券)
※お得なチケットあり こちらから確認
・駐車場:江の島島内駐車場(有料・約400台)/周辺に県営・民間P多数
・特徴:海×灯台×ヨットハーバー
※詳細は公式サイトで確認
最新情報の確認
料金・営業時間・営業日・点灯時刻は変動します。お出かけ前に各公式サイト(営業カレンダー/料金表)をご確認ください。
ひと目で分かる比較表(関東三大イルミ)
迷ったらまずはココ。
開催期間や料金、混雑時間帯の目安がひと目で分かる早見表です。(※最新の営業情報・料金は必ず公式で再確認)
| 項目 | あしかがフラワーパーク 「光の花の庭」 | さがみ湖イルミリオン | 江の島「湘南の宝石」 |
|---|---|---|---|
| 開催期間 | 2025/10/18〜2026/2/15予定 | 2025/11/15〜2026/5/10 ※4/6以降は土日祝のみ | 2025/11/22〜2026/2/28 |
| 休園・休日 | 12/31、2月第3水・木 | 不定休(営業カレンダー準拠) | 期間中無休(荒天時一部中止あり) |
| 年末年始休園(12/30~1/15) | 12/31休み | 1/7.8.14.15休み | 無休 |
| 点灯時間 | 16:30〜17:00頃 | 16:00以降(日の入り時間で変動) | 17:00(1/10以降は17:30〜) |
| 入場料 | 大人1,400円/子ども700円 ※前売り割引あり | 大人2,000円〜/小人・シニア1,300円〜/ペット1,000円〜 ※時期により変動 | シーキャンドル&コッキング苑セット券 大人1,100円/小人550円 |
| 駐車料金 | 園内大型P無料 | 普通車 1,000円 ※土日祝・特定日 1,500円 | 島内・周辺P有料(夕刻満車に注意) |
| イルミネーション数 | 約500万球以上 | 約600万球 | ※公表なし |
| 特徴 | 大藤棚の演出が圧巻 池の映り込み、光の花畑 | 山の地形×体験型演出、 アトラクション併用で1日遊べる | 海×灯台×ブルーアワー、 ヨットハーバーの水面リフレクション |
- 大晦日「休園」なのは、【あしかがフラワーパーク】。
- 「正月3が日」、すべての会場で営業。
- 入場チケットは「前売り」がお得、かつ当日会場で購入・入場時間短縮でおすすめ。
- 駐車料金「無料」は【あしかがフラワーパーク】のみ。
- 駐車場入庫が一番混雑が予想されるのは【江の島「湘南の宝石」】。
- イルミネーション数が一番多いのは【さがみ湖イルミリオン】。
「関東三大イルミネーション」日帰りモデルコース
あしかがフラワーパーク「光の花の庭」、さがみ湖イルミリオン、江の島「湘南の宝石」の【日帰りモデルコース】、見どころ、回り方、グルメ情報、お土産、混雑回避についてまとめています。
この冬、「関東三大イルミネーション」へ「日帰り」の旅をご検討中の方向け。
「関東三大イルミネーション」1泊2日モデルコース
あしかがフラワーパーク「光の花の庭」、さがみ湖イルミリオン、江の島「湘南の宝石」の【1泊2日モデルコース】、見どころ、回り方、宿泊、グルメ情報、お土産、混雑回避についてまとめています。
この冬、「関東三大イルミネーション」への旅をご検討中の方向け。
混雑・ベスト時間の目安・おすすめポイント
- 点灯直後は3会場とも最混雑。
- 平日夜/祝日翌日が狙い目。
- 週末は閉園1〜2時間前に混雑緩和する傾向。
- 江の島はブルーアワー(点灯前30分)の夕暮れ景色が◎。
- あしかがは池の映り込みと大藤棚の演出が◎。
- さがみ湖は高台からの俯瞰が◎。
チケット購入のコツ
クリスマス、年末年始、土日はどの会場も大変混雑します。
チケット購入で大切な時間をロスしないように、事前購入がおすすめです。
あしかがフラワーパーク「前売りチケット」
・電子チケット購入:ネットでチケットを購入し、当日現地でスマホに届いた2次元コードをかざして入園。
※料金割り引きあり 大人1,400円→1,350円、子供700円→650円
・コンビニ前売り券:セブン、ローソン、ファミマで購入可能
※料金割り引きあり 大人1,400円→1,350円、子供700円→650円
★有効期間は2025年10月18日~2026年2月15日(夜の部のみ有効)
・詳細はこちらから
さがみ湖イルミリオン「前売りチケット」
・詳細は公式サイトをご確認ください。
江の島「湘南の宝石」「前売りチケット」
・詳細は公式サイトをご確認ください。
服装・持ち物チェック(冬の夜イルミ完全対策)
三大イルミは「冷え」「風」「足元」の3点ケアで快適度が変わってきます。
大人旅向けに、必要十分な装備と、写真撮影で失敗しないコツをまとめました。
服装チェック
・防寒アウター(フード付き)…海風・山風対策に。首元まで閉じられるタイプ。
・手袋+ネックウォーマー…撮影時の体温ロスを最小化。
・歩きやすい靴…ローカットよりミドル~ハイカットで保温&安定。
・貼るカイロ…腰と肩甲骨の2点貼りが効率的。
・モバイルバッテリー…夜間+低温でスマホ消耗が早い。
・ミニレインウェア/折りたたみ傘…小雨は“映り込み”が狙い目。両手を使うならレインウェア。
撮影ポイント
・スマホ:夜景モードON/露出は-0.3~-0.7で白飛び回避。広角0.6~0.7×で“見上げ構図”。
・連写→後でベストを選ぶ…人の流れが多い場所は“確率勝負”。
・固定撮影:三脚NG会場が多い。欄干・柱に固定+タイマー2秒で代替。
・順光・逆光の使い分け:人物は逆光シルエットで雰囲気UP、ディテールは順光寄りで。
・濡れ路面=チャンス:池・路面のリフレクションは点灯直後が最強。
旅兵衛メモ
・点灯30分前に“本命スポット”へ直行(池・高台・シンボル前)。
・人が減る19:00以降に同ポイントをもう一周して撮り直す。
・出口動線手前で休憩→人流が緩んだタイミングでラスト1枚。
よくある質問(FAQ)
Q. 三会場とも、混雑を避けるベスト時間は?
A. 点灯直後(~18:00頃)は最混雑。平日夜や祝日翌日、そして各会場ともに19:00以降が歩きやすく撮影もしやすいです。
Q. チケットは当日でも買える?
A. 可能ですが、クリスマス~年末年始は前売り(日時指定)推奨。入場待ち・支払い待ちを短縮できます。
Q. 駐車場が満車のときは?
A. あしかがは場内無料Pが広いもののピークは満車あり。さがみ湖は臨時Pや誘導に従うのが近道。江の島は橋手前の代替P回避が有効、15:30~16:00の早着を。
Q. 雨の日でも楽しめる?
A. 小雨なら路面や池の映り込みで写真が映えます。強風・荒天時は無理をせず、営業状況を公式で要確認。
Q. 三脚は使える?
A. 通路での三脚使用は不可の会場が多いです。欄干・手すり固定+タイマー2秒(スマホは夜景モード)で代替を。
Q. ベストな撮影コツは?
A. 露出は-0.3~-0.7で白飛び回避、広角で見上げ構図(江の島シーキャンドル)、高所・俯瞰(さがみ湖)、池のリフレクション(あしかが)が鉄板です。
Q. 子ども・高齢者と一緒でも大丈夫?
A. 休憩を多めに。特にさがみ湖と江の島は起伏や階段があるため、無理のない動線と防寒対策を。
Q. 服装・持ち物の基本は?
A. フード付き防風アウター、手袋・ネックウォーマー、滑りにくい靴、カイロ、モバイルバッテリーが“必携”です。
Q. ペット・ベビーカー・バリアフリーは?
A. 園内は段差・階段あり。ベビーカーは一部で持ち上げが必要。ペット同伴可否は最新の公式案内を確認。
まとめ
・迷ったら“目的別”に選ぶ:お花の演出美=あしかが/海×灯台の冬絶景=江の島/イルミ+アトラクション=さがみ湖。
・ピークは点灯直後。平日夜 or 祝日翌日、そして19:00以降が快適。
・写真の肝:江の島=ブルーアワー→見上げ広角、さがみ湖=高台俯瞰、あしかが=池&大藤棚の演出。
・時間短縮は前売り&早着が鉄則。ネットで電子チケット、コンビニでの前売り券購入を推奨。
・クリスマス・年末年始・土日は周辺道路大渋滞、駐車場満車を想定。できれば公共交通(電車・バス)でのアクセスを検討。
・防寒と足元対策が満足度を左右。手袋、帽子、マフラー、カイロ、ヒートテック下着で防寒対策。
・ゆっくり余裕をもって楽しむなら「1泊2日モデルコース」へ。イルミ後のスパや翌日の観光・ドライブで“冬旅の余韻”を最大化。
この後は、各会場の「日帰り/1泊2日モデルコース」記事リンクから、あなたの旅スタイルに合わせて最短ルートで計画づくりへどうぞ。








