東日本大震災から7年経った2018年10月。
東日本大震災で「津波」の大きな被害を受けた「三陸地方」を旅しました。
旅の目的は、あの未曽有の被害を受けた三陸海岸を実際にこの目で見るため。
「津波」の恐ろしさを学ぶため。
そして、同じ時代に生きている者として、あの震災で命を落とされた多くの方のために手を合わせたかったため。
震災から7年半経過しましたが、やっと来ることができました。
「釜石」からスタートして、陸前高田市の「奇跡の一本松」をまわり、南三陸町の「防災対策庁舎」の献花台で手を合わせ、「松島」にやってきました。
この記事は、松島の津波被害は、松島の魅力、松島観光のおすすめ、観光船の料金、定休日、アクセス、駐車場についてまとめています。
「松島」の津波被害は…
東日本大震災では多くの津波被害が出た三陸海岸。
場所によっては10m、15mをこえる津波が襲った場所もありました。
しかし、「松島」は他の地域と比べてそれほ大きな津波は到達することはなく、約3mの津波が観測されました。
「松島」に大きな津波が押し寄せなかった理由としては、「松島」は内湾に位置し、松島湾の沖合には小さな島が点在。
この島々が、天然の「防波堤」の役割を果たしたため、津波の威力が低減されたのではないか言われています。
その一方で、外洋に面している「東松島市」では 8~9m の津波が押し寄せ,死者・行方不明者は 1,143
という大きな被害をだしてしまいました。
「松島」の魅力
さて、東日本大震災で被害を受けた「松島」ですが、「日本三景」として有名です。
「日本三景」とは、江戸時代のはじめの儒学者、林春斎が「日本国事跡考」において、日本の卓越した三つの景観とて「松島」、「天橋立」、「宮島」を紹介したもの。
「松島」とは松島湾に浮かぶ大小260の島々と、沿岸部を含めた辺り一帯のことをいいます。
「松島」の魅力はその風光明媚な景観。
仙台藩初代藩主・伊達政宗公、江戸時代の「俳聖」松尾芭蕉、「相対性理論」で有名な理論物理学者アイン・シュタインも松島を訪れています。
「松島」観光のおすすめは「観光船」!
松島の観光スポットは数多くあります。
今回は時間的に、その全てを回ることはできないので、「観光船」に絞り松島観光を楽しみました。
松島の湾内をめぐる観光船にはいくつかコースがありますが、今回私達が選んだのは一番人気の「仁王丸コース」。
全長17kmのコースを約50分で周遊するコースです。
「松島」観光船は「サンセットクルーズ」がおすすめ!
今回私達は2018年10月18日の16:00の【最終便】に乗りました。
この16:00の【最終便】に乗ったのが大正解!
乗船している間に日の入りの時刻(この日は16:40頃)に。
船からちょうど沈んでいく夕日が見え、最高!
船から降りた後も、幻想的な空が広がっていました。
「サンセットクルーズ」を楽しむのなら、事前に日の入り時刻を調べてみましょう。
「松島」観光船の料金は?「お得」に乗るには?
今回私達が乗った「仁王丸コース」の通常料金は、大人(中学生以上)1,500円、子供(小学生)750円、幼児(小学生以下)無料(人数の上限あり)となっています。
なお、「松島島巡り観光船」の公式サイトでは、乗船料金が割引になるお得な情報掲載されています。
なので、実際に「観光船」に乗る場合には、「公式サイト」をチェックしてからチケットを購入されることをおすすめします。
「松島」観光船 定休日 運行時間
「松島」観光船の定休日はなく、年中無休で営業しています。
ただし、台風などの悪天候の場合は運休する場合がありますのでご注意を。
また、営業時間は9:00~16:00までで1時間おきに運行しています。
ただし、冬季(12月~3月)は15:00最終がとなります。
また、ゴールデンウイークや夏休み期間中などは、便数を増やして運行する場合もありますので、事前に公式サイトなどでご確認ください。
「松島」観光船乗り場 アクセス 駐車場 駐車料金
松島島巡り観光船 基本情報
住 所 :〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内85
電 話 :022-354-2233
対応時間:8:00~17:00(冬季8:30~16:00)
「車」で行かれる方は、三陸自動車道 松島海岸IC 降車 約10分
カーナビをご利用の方:「電話番号検索」022‑3542232 / 「住所検索」宮城県松島町松島宇町内98‑1で設定
なお、観光船専用の「駐車場」はありません。
付近にある公営、民間(主にお土産物屋さん)の駐車場を利用することになります。
公営の駐車場の料金は、最初の1時間が300円、以後30分おきに100円。1日の上限額8:00~18:00:1,000円、18:00~翌8:00:700円
なお、無料の町営の駐車場も2か所ありますが、観光船乗り場までは少し距離があります。
なので、観光船に乗るのであれば近くの駐車場に車を停めることをおすすめします。
また、土日、祝日、ゴールデンウイーク、お盆などの観光シーズンは大変混雑しますので、駐車場が空いているところがあればすぐに入れた方が無難なようです。
なお、実際に行かれる場合には事前に現地の情報をお確かめください。
関連記事も合わせてご覧ください。
三陸地方を旅する方のお役に立てれば幸いです。