福島県会津地方の観光スポットとして有名なのは、日本で唯一の「赤瓦」の天守閣で有名な「鶴ヶ城」、「白虎隊」で有名な「飯盛山」、江戸時代の宿場町がそのまま残った「大内宿」、日本で2つしかない茅葺き屋根の駅舎として有名な会津鉄道「湯野上温泉」駅などがあります。
その他、穴場的な人気になっているのが「塔のへつり」。
「へつり」とはいったいどういう意味なのか?
「塔のへつり」の見どころ
「塔のへつり」といわれて、その意味がすぐ分かる人はあまりいらっしゃらないのでは?
「へつり」とは地元の言葉で「断崖」という意味だそうです。
その「へつり(断崖)」が「塔」の形をして並んでいるので、「塔のへつり」というそうです。

およそ全長200mにわたって、塔の形をした大きな岩が並んでいて、その岩のひとつひとつに屏風岩、烏帽子岩、護摩塔岩、九輪塔岩、櫓塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩といった名前がつけられています。

なんとこの断崖は、百万年の歳月をかけて、浸食と風化を繰り返して大自然が作り出したもの。
1943年に国の天然記念物に指定されています。

断崖の手前にはきれいな川が流れています。
川の上には吊り橋が架けられていて、断崖の下まで行くことができます。
「塔のへつり」おすすめ時期
今回私達が訪れたのは、春のお花見の時期。
春を迎えてまだ間もない時期なので、断崖の間にある木々はまだ葉っぱが落ちた状態。
なので、渓谷の風景としてちょっと寂しい気がしました。

ご覧の通り「塔のへつり」は、山あいの渓谷なので、「塔のへつり」を観光するなら新緑が香る「若葉」の時期か、木々の葉が赤く染まる「紅葉」の時期がおすすめです。
「塔のへつり」アクセス
「塔のへつり」基本情報
- 住所 福島県 南会津郡下郷町 弥五島下タ林
- 電話 0241-68-2920(下郷町観光案内所)
- 営業時間 見学自由(無料)

【車】で行く場合、東北自動車道白河ICから約40km、約1時間15分、磐越自動車道会津若松ICから約30km、約1時間の距離になります。
【電車】で行く場合は、会津鉄道「塔のへつり」駅下車、徒歩約10分の距離になります。
「塔のへつり」駐車場
「塔のへつり」の駐車場は、大きくわけて2つの駐車場があります。
一つは「塔のへつり」までちょっと手前になりますが、無料の広い駐車場があります。
もう一つは「塔のへつり」の手前にあるお土産物屋さんの駐車場があります。
今回私達はこちらの駐車場には停めなかったので、詳細は分かりませんが、お土産物屋さんの駐車場ということは、そのお店で何か商品を買ったり飲食することが前提だと思います。
なので、お土産物屋さんの駐車場に車を停める場合には、事前に料金を確認した方が良いと思います。

5分位歩きますが、「塔のへつり」よりちょっと離れた駐車場なら無料で停められるのでそちらをおすすめします。
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会津への旅が楽しいものとなりますように