伊勢神宮・内宮を訪れた後、参拝だけで帰るのはもったいない。
参道を歩きながら「伊勢らしさ」を味わえるのが おはらい町 と おかげ横丁 です。
江戸時代の街並みを再現した建物が並び、伊勢うどん、赤福、松阪牛串、伊勢海老コロッケなどの名物グルメが楽しめる散策路。
買い物や食べ歩きに最適なこのエリアは、伊勢観光では外せないスポットです。
「参拝だけでなく食も土産も楽しみたい」「歩きやすいルートで移動したい」
そんな旅のニーズに応えるため、本記事では 概説・見どころ・アクセス・駐車場・駐車料金 にフォーカスして徹底解説します。

車旅なら、伊勢神宮参拝のあとはぜひおはらい町・おかげ横丁で“伊勢らしい味”を巡ろう。駐車対策が旅の快適さを左右します。
「おはらい町」「おかげ横丁」とは?

伊勢神宮・内宮へと続く参道は「おはらい町」と呼ばれ、古くから参拝者でにぎわってきました。
長さ約1kmにわたって切妻造りや入母屋造りの町家が連なり、江戸から明治の門前町の雰囲気を色濃く残しています。
かつては「お祓い町」とも表記され、参拝前に身を清め、土産や食を楽しむ文化が発展しました。
その中央に位置するのが「おかげ横丁」で、実際には「おはらい町」の中に整備された観光施設です。
伊勢の老舗「赤福」が中心となり、創業300年を記念して平成5年(1993年)に開業しました。
江戸から明治期の建物を再現・移築し、伊勢の郷土芸能・工芸・食文化を体験できる場として親しまれています。
横丁の名は、江戸時代に数百万人もの庶民が伊勢へ参拝に訪れた「おかげ参り」に由来します。
当時は「一生に一度はお伊勢参り」と呼ばれるほどの信仰と憧れを集め、全国から人々が押し寄せました。
現在の「おかげ横丁」は、その賑わいを現代に再現したものであり、伊勢神宮参拝と一体で楽しめる象徴的な観光スポットとなっています。
「おはらい町」「おかげ横丁」見どころと観光時間目安

「おはらい町」「おかげ横丁」の大きな魅力は、江戸から明治の街並みを再現した通りを歩くだけで旅情を感じられることです。木造の町家や石畳の小路が続き、どこを切り取っても絵になる光景が広がります。
グルメでは、伊勢を代表する「伊勢うどん」や「手こね寿司」といった名物料理をしっかり味わえるほか、散策中に楽しみたい「赤福ぜんざい」「伊勢海老コロッケ」「松阪牛串」などの食べ歩きグルメも充実。
参拝後のランチにも軽い休憩にもぴったりです。
さらに買い物の楽しみとして、伊勢志摩名産の真珠アクセサリーや、伝統の伊勢木綿・伊勢型紙・組みひもなど、工芸品や雑貨を扱う店も点在。
お守りや縁起物とあわせて、ここならではのお土産選びを楽しめます。
参拝・散策・食事・買い物を一度に満喫できるので、1.5〜2時間程度の滞在が目安。
伊勢神宮と合わせて訪れると、半日で充実した伊勢旅を体験できます。
「おはらい町」「おかげ横丁」おすすめグルメ
伊勢ならではの名物グルメ(食事系)
参拝後のランチにぜひ味わいたいのが、伊勢を代表する二大名物。

伊勢うどん:極太でやわらかい麺に濃厚なタレを絡めていただく郷土料理。素朴ながらも奥深い味わいで、参拝客に長く愛されてきました。

手こね寿司:新鮮なマグロを醤油ダレに漬け込み、酢飯に混ぜ込む漁師発祥の料理。豪快かつ華やかで、海の恵みを満喫できます。
どちらも「伊勢に来たら必ず食べたい定番グルメ」で、旅の記憶に残る一皿です。
散策にぴったりの食べ歩きグルメ
街歩きの途中に小腹を満たすなら、気軽に楽しめる食べ歩きグルメがおすすめ。


赤福ぜんざい(冬季限定):香ばしく焼いたお餅に、やさしい甘さの小豆がたっぷり。冷えた体を温めてくれる逸品。


伊勢海老コロッケ:伊勢海老の旨味をぎゅっと詰め込んだ揚げたてコロッケ。観光客に人気のスナック感覚グルメ。


松阪牛串:世界的ブランド牛を手軽に味わえる贅沢な一串。散策中でも気軽に楽しめるのが魅力です。

「松阪牛」は食べたいけれど、予算的にはちょっと…という私のような人にピッタリ!
ランチで郷土料理を味わい、散策で食べ歩きを楽しむ――これが「おはらい町」「おかげ横丁」のおすすめスタイルです。
おすすめ特産品・工芸品
伊勢志摩を代表する特産品

真珠アクセサリー
伊勢志摩は世界有数の真珠産地。ネックレスやピアスなど本格的なジュエリーから、手軽なお土産用の小物まで幅広く揃います。旅の記念や贈り物にも最適です。
伝統の工芸品
伊勢木綿
柔らかな肌触りと縞模様が特徴。ハンカチやストール、和雑貨として人気で、普段使いにも取り入れやすい一品です。
伊勢型紙
友禅染などに用いられてきた伝統的な型紙。精緻な文様は工芸美にあふれ、雑貨やインテリアにアレンジされた商品も。
組みひも

帯締めなどに使われてきた伝統工芸。現在ではストラップやアクセサリーとして購入でき、旅のお土産にぴったりです。
縁起物・和菓子
伊勢神宮ゆかりの御神札やお守り、縁起物も人気。さらに虎屋ういろをはじめとした伊勢銘菓も揃い、甘味好きにおすすめです。
基本情報、アクセス、駐車場・駐車料金
基本情報
- 所在地:三重県伊勢市宇治中之切町(伊勢神宮・内宮参道沿い)
- 営業時間・定休日
・おはらい町:店舗ごとに異なるため事前確認がおすすめ
・おかげ横丁:3月〜10月 9:30〜17:30/11月〜2月 9:30〜17:00、年中無休 - 入場料:散策自由・無料
アクセス
- 車の場合
伊勢自動車道「伊勢西IC」から約2km(約5分)。 - 公共交通
近鉄「五十鈴川駅」から徒歩約30分。伊勢市駅・宇治山田駅からは三重交通バスで「内宮前」下車すぐ。
駐車場・駐車料金
「おはらい町」「おかげ横丁」に専用駐車場はなく、伊勢神宮・内宮周辺の市営駐車場を利用します。
- 内宮A1・A2駐車場(内宮寄り、計200台超)
- B1〜B6駐車場(おはらい町・おかげ横丁寄り、徒歩3〜5分圏内)
- 料金体系
・最初の1時間無料
・1〜2時間:500円
・以降30分ごとに100円加算
・夜間入庫(17:00〜翌7:00)は400円引(普通車)
駐車場の場所・空き状況は、公式サイト「らくらく伊勢もうで」でリアルタイム確認が可能です。
観光のポイント・注意点
混雑対策
- 土日祝・連休は午前10時〜午後2時が最混雑
- 朝早めの到着(9時前)が快適
- 市営駐車場は予約不可の早い者勝ち
散策の装備・服装
- 通りは石畳や段差があるため、歩きやすい靴を推奨
- 夏は炎天下、冬は冷え込みが厳しいので季節ごとの服装対策が必要
- 冬場は赤福ぜんざいなど温かい甘味で休憩すると快適
食べ歩きマナー
- 混雑時は立ち止まらず、人の流れを妨げないように注意
- ゴミは指定の場所へ、食べ歩きのルールを守ることが大切
子連れ・高齢者への配慮
- ベビーカー・車椅子での通行も可能だが、混雑時や段差には注意
- 休憩をこまめに挟むと無理なく楽しめる
よくある質問(FAQ)
Q1. 滞在時間はどのくらい必要?
A. 伊勢神宮参拝とあわせる場合、1.5〜2時間程度を目安にすると、食事・買い物・散策をバランスよく楽しめます。
Q2. 混雑を避けるには?
A. 平日の午前中や夕方がおすすめ。土日祝は午前9時前に到着できると比較的快適です。
Q3. 車以外のアクセス方法は?
A. 近鉄「五十鈴川駅」から徒歩30分のほか、伊勢市駅や宇治山田駅から三重交通バスで「内宮前」下車すぐ。
Q4. グルメは予約できる?
A. 基本的に食べ歩きグルメは予約不要。伊勢うどんや手こね寿司の専門店は店舗によっては席予約が可能な場合もあります。
Q5. 子連れ・高齢者でも楽しめる?
A. ベビーカーや車椅子も通行可能ですが、混雑時や石畳の段差に注意。滞在時間を短めに区切り、休憩を挟むのがおすすめです。
まとめ
「おはらい町」「おかげ横丁」は、伊勢神宮参拝とあわせて訪れたい必見の観光スポットです。
江戸から明治の街並みを再現した雰囲気の中で、伊勢うどんや手こね寿司といった郷土料理を堪能し、散策しながら赤福ぜんざい・伊勢海老コロッケ・松阪牛串などの食べ歩きを楽しめます。
さらに、真珠アクセサリーや伊勢木綿、伊勢型紙、組みひもといった工芸品の買い物も魅力。
グルメ・買い物・散策を組み合わせれば、半日で伊勢の魅力をぎゅっと体感できます。
駐車場や混雑状況を事前にチェックし、時間に余裕を持って訪れることで、快適で思い出深い伊勢旅が叶うでしょう。
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