青森・白神山地の玄関口に広がる「十二湖」。
その中でも、吸い込まれるような青で知られる「青池」は、一度は見たい神秘の絶景です。
ただし青池のすぐそばまで車では行けません。
最寄りの駐車場・トイレ・売店の位置を理解しておくと、現地で迷わず快適に楽しめます。
本記事では、駐車場(キョロロ)・アクセス(車/電車+バス)・トイレ・飲食の実用情報を中心に、徒歩所要や季節のコツまでわかりやすく解説します。

「駐車場どこ!?」「トイレが遠い…」の不安はこの記事で解消。要点だけ先にチェックして、スマートに青池へ!
要点まとめ(初めての方向けクイックガイド)
- 最寄り駐車場:「森の物産館キョロロ」(有料)を目的地設定
- 青池まで:キョロロから徒歩約10分(片道)
- トイレ・売店:「青池」周辺にはなし。キョロロで事前準備
- ベストタイム:晴天日の午前10時~正午が発色しやすい
- 服装:滑りにくい靴+雨具。夏は虫よけ・日焼け止め
【青池・十二湖】とは?場所と基本情報
「十二湖」は大小33の湖沼からなる風致地区で、世界遺産白神山地の西端に位置。
青く発色する「青池」はその象徴的存在です。
「青池」は青森県の南部、秋田県寄りの深浦町にあります


世界遺産「白神山地」へは本格的な登山装備がないと立ち入れませんが、【青池・十二湖】エリアなら、比較的軽装でも「白神山地」を体感することができます。
アクセス(車・電車+バス)
車で行く
- 秋田方面:秋田自動車道「能代南IC」→ 国道101号北上 → 県道280号(十二湖線)
目安:約55km/約1時間10分 - 青森方面:岩木山を大きく迂回するため所要が長め。国道101号は海沿いで荒天時は強風・波しぶきに注意
電車+バスで行く
- 最寄駅:JR五能線「十二湖駅」
- 駅からは「弘南バス 十二湖線」に乗車
- 「奥十二湖駐車場」バス停で下車(所要:約15分)
- バスは1日約9便。
- ※時刻表、料金、運行経路は「弘南バス株式会社」の公式ホームページで(こちらから)ご確認ください。
駐車場ガイド|最寄りは「森の物産館キョロロ」
「青池」まで【車】で行く場合ですが、
「青池」のすぐ近くまでは【車】で行けません。
「青池」に一番近くまで【車】で行ける場所は、「森の物産館キョロロ」駐車場となります。
「青池」に【車】で行こうと考えている方は、「カーナビ」の目的地を「森の物産館キョロロ」にしましょう!
森の物産館キョロロ 駐車場情報 ※2025年10月時点
- 所在地:青森県西津軽郡深浦町松神山国有林内
- 料金:
- 普通車:500円
- 大型車:1,500円
- バイク:200円
- 駐車可能台数:普通車123台 大型バス5台
- 営業期間:4月上旬~11月末(冬期は閉鎖)
- ※最新情報は、こちらからご確認ください 森の物産館キョロロ 公式サイト
「青池」までの徒歩ルートと所要
森の物産館キョロロ →(遊歩道/一部アップダウン)→ 青池は片道約10分。
往復と撮影時間を含め、他の観光スポットをまわると全体で約2時間を見込むと余裕があります。
トイレ・売店・飲食はどこ?(キョロロ一択)
青池周辺にトイレ・売店はありません。
飲み物補給・食事・土産はキョロロで完結できます。
飲食メニュー(一例)
- カレーライス
- ラーメン
- そば・うどん
- ソフトクリームなどの軽食

「森の物産館キョロロ」で食べた「カレーライス」と「ラーメン」です。


どちらもとっても美味しかったです!
お土産
- 地元特産のりんごジュース
- 白神山地関連商品
- ご当地スイーツなど
館内は素朴ながらも清潔感があり、ハイキング前後の休憩スポットとしても重宝されます。
キョロロの営業情報 ※2025年10月時点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県西津軽郡深浦町松神山国有林内 |
| 電話番号 | 0173-77-2781 |
| 営業時間 | 4月上旬~10月:8:00~18:00/11月:8:30~17:00 |
| 定休日 | 12月1日~翌年3月下旬(冬季休業) |
所要時間の目安と回り方(2時間想定)
【青池・十二湖】はゆったり2時間あれば、「青池」の神秘のブルーと「ブナ自然林」の癒しをバランスよく満喫できます。
以下は標準ペース(往復徒歩+撮影+休憩)を想定した回り方です。
| 行程 | 目安時間 |
|---|---|
| キョロロ → 青池 | 約10分 |
| 青池の滞在・写真撮影 | 約20〜30分 |
| ブナ自然林の遊歩道(約500m) | 約15〜20分 |
| 沸壺の池・落口の池 立ち寄り | 約15〜25分 |
| キョロロで休憩・土産 | 約20〜30分 |
合計目安:1.5〜2時間(混雑・写真多めの方は+20〜30分の余裕を)
短縮ルート(雨天・混雑時:60〜90分)
- キョロロ → 青池(直行・往復):撮影中心でさくっと。合計30〜45分
- 青池 → 沸壺の池のみに寄って戻る:合計75〜90分
- 足元が悪い日は木道・舗装が多い区間優先/無理はしない
小さなお子さま・ご年配向けのコツ
- ペース配分はこまめな休憩で。上り返し前に水分補給
- 滑りにくい靴+両手が空くリュックが安全
- 体調次第で短縮ルートへ切り替えを
- 全体の目安は約1.5〜2時間
- 一部に階段・ぬかるみあり → 滑りにくい靴必須
- 山間は天候変化が早い → 雨具と飲み物を携行
所要時間の目安と回り方(2時間想定)余裕を見ておくと安心です。
ベストシーズン&ベストタイム
「青池」の魅力は、季節ごとに表情を変える神秘のブルー。
| 季節 | 特徴 |
|---|---|
| 春(4月下旬~5月) | 新緑と青池のコントラストが絶景。穴場の時期! |
| 夏(6月~8月) | 涼しさを求めて訪れる人が増加。木陰で快適。 |
| 秋(10月中旬~下旬) | 紅葉が湖面に映り込み、幻想的な風景に。 |
- ベストタイム:晴天日の午前10時~正午は青の発色が出やすい
- 季節:新緑(5~6月)/紅葉(10月下旬~11月上旬)が特に人気
- 冬季:12~3月はキョロロが休業・路面凍結もあり観光非推奨

一番のおすすめは“紅葉シーズン”。
でも、新緑の春も人が少なくてとても気持ちいいですよ!
服装・持ち物・安全のポイント
- 靴:スニーカー~軽登山靴(滑りにくいソール)
- 雨具:レインウェア推奨(山間は天候急変)
- 夏:虫よけ・帽子・日焼け止め
- 飲み物:コース内に自販機なし。出発前に補給
- 安全:雨後の木道は滑りやすい/クマ鈴や複数人行動が安心
よくある質問(Q&A)
Q1:青池はいつ一番「青く」見えますか?
A:晴れた日の午前10時~正午がもっとも発色しやすい時間帯です。曇天・雨天や早朝・夕方は青みが弱まりますが、その日の光で表情が変わるのも魅力です。
Q2:所要時間はどのくらい?はじめてでも回れますか?
A:標準ペースで約1.5~2時間。遊歩道中心で初心者向けですが、階段や未舗装・ぬかるみもあるため、滑りにくい靴でゆっくり歩けばOKです。
Q3:最寄りの駐車場はどこ?青池のすぐそばまで車で行ける?
A:「森の物産館キョロロ(奥十二湖駐車場)」が起点です。青池の直近までは車で入れません。駐車場から青池まで徒歩で片道約10分が目安です。
Q4:トイレや売店はありますか?
A:コース途中にはありません。出発前にキョロロでトイレを済ませ、飲み物を準備しましょう。軽食・土産・自販機もキョロロにあります。
Q5:混雑を避けるコツは?
A:平日の早い時間帯(とくに観光バス到着前)が快適。紅葉ピークや連休は早到着+回遊順を工夫(青池→沸壺の池→落口の池)するとスムーズです。
Q6:雨の日でも楽しめますか?
A:青の発色は弱まりますが、しっとりしたブナ林が美しい日です。路面が滑りやすくなるため、防水性の靴とレインウェアで安全第一に。無理せず短縮ルートに切替えを。
Q7:ベビーカーや子ども連れは大丈夫?
A:小学生以上なら問題なく楽しめます。段差・未舗装が多いためベビーカーは不向き。未就学児は抱っこ・おんぶ前提で、休憩多めの計画を。
Q8:ベストシーズンはいつ?冬は行ける?
A:4月下旬~11月上旬が観光期。新緑(5~6月)と紅葉(10月下旬~11月上旬)が特におすすめ。冬季(12~3月)は施設休業や通行止めが増え、観光は不向きです。
Q9:服装・持ち物のポイントは?
A:滑りにくいスニーカー/トレッキングシューズ、動きやすい服、薄手の羽織り、雨具は必携。飲み物、タオル、虫よけ(夏)、日焼け止め(晴天)も忘れずに。
Q10:公共交通だけで行けますか?
A:JR五能線「十二湖駅」から弘南バス・十二湖線で約15分(「奥十二湖駐車場」下車)。本数や季節運行は変動するため、事前に時刻表を確認してください。
Q11:安全面の注意点は?
A:雨後の木道・岩は滑りやすいので慎重に。クマ鈴の携行や複数人行動が安心です。スマホの電池残量を確保し、オフライン地図を入れておくと安心度が上がります。
Q12:青く見えなかった場合の代替スポットは?
A:透明度の高い「沸壺(わきつぼ)の池」は天候の影響を受けにくく、満足度が高いです。あわせてブナ自然林の遊歩道も“外さない”癒しルートです。
まとめ
白神山地の玄関口に広がる【青池・十二湖】は、わずか2時間で「神秘の青」と「ブナ林の癒し」を味わえる特別な場所。
登山装備がなくても世界遺産・白神の自然を気軽に体感できるのが最大の魅力です。
観光を楽しむためのポイントは次の3つ。
1️⃣ 晴れた午前中(10時〜正午)に訪れる
太陽光が差し込む時間帯が最も青く輝きます。
2️⃣ 歩きやすい靴と飲み物の準備を忘れずに
遊歩道中心ですが、未舗装・階段もあるためスニーカーやトレッキングシューズで。
3️⃣ トイレ・軽食・休憩は「森の物産館キョロロ」で済ませる
コース途中には設備がないので、出発前の準備が快適な旅のカギです。
青池は天気や時間で色合いが変わる“一期一会”の景観。
晴れた日の透き通るブルーも、雨上がりのブナ林のしっとりとした緑も、どちらも白神らしい美しさです。
散策後は、海を望む露天風呂で知られる「不老ふ死温泉」や、千畳敷海岸などの周辺観光もおすすめ。
海と森、両方の絶景を味わえる深浦の自然は、まさに“大人の癒し旅”にぴったりです。
自然を感じ、心を整える――。
そんな静かな時間を求めて、ぜひ次の旅先には【青池・十二湖】を選んでみてください。
関連記事・内部リンク
- 【青池・十二湖】2時間モデルコース|青く輝く「青池」とブナ原生林を歩く
- 【奥入瀬渓流】半日(4時間)モデルコース|子ノ口から下りで名所めぐり、帰りはJRバスでラクに戻る
- 青森【千畳敷海岸】完全ガイド|夕日・奇岩・水平線/アクセス・駐車場・所要
免責事項:掲載内容は変動する場合があります。実際に訪れる際は、道路・交通・天気・施設の最新情報をご確認ください。当サイト情報に基づく不利益には責任を負いかねます。


