2017年11月。伊勢神宮の空気がいちばん澄む季節に、伊勢志摩を旅しました。
外宮、内宮でお参りをして、おはらい町・おかげ横丁で伊勢グルメ。ふと頬をなでる風がひんやりして、「あ、もう秋が深いな」と体が先に気づく――そんな日でした。
猿田彦神社、夫婦岩も回る予定で、あとは「夜をどう過ごすか」。旅の満足度って、最後はだいたい“夜”で決まる気がします。
温泉好きな私たち夫婦が宿を選ぶ第一条件はシンプル。部屋に露天風呂が付いた「露天風呂付客室」であること。
一年に一度のご褒美旅。誰にも気を遣わず、好きなタイミングで湯に沈める――この贅沢だけは、多少奮発してでも外せません。
「伊勢志摩」「露天風呂付客室」で探して出会ったのが、伊勢志摩 磯部わたかの温泉「はいふう」です。

伊勢神宮・内宮から南へ約30km。一般道で車を走らせて約1時間。
「はいふう」があるのは、渡鹿野島という小さな島。宿へ行くには、船で渡る必要があります。
対岸に専用駐車場があり、車を停めて連絡すると、迎えの船が来てくれる仕組み。対岸から宿までは、船で約3分です。
わずか3分なのに、不思議と気持ちが切り替わる。エンジン音が遠のいて、波の音が近づくと、「あ、旅に入ったな」と心がほどけていきました。
ちなみに「はいふう」は全室露天風呂付き。和室タイプと洋室タイプがありますが、私たちは洋室タイプを選びました。
この記事では、部屋のつくり・設備、客室露天の体感、夕食と朝食、泊まって感じたこと、アクセスと予約の考え方を、写真と一緒にまとめます。
アジアンテイストな部屋でリゾート気分!
今回泊まったのは、洋室タイプの「あくあ」。
部屋のつくりは、ベッドルーム、広縁(縁側)、洗面所、お手洗い、シャワールーム、露天風呂という構成です。
ベッドはセミダブルサイズで、横になる前から「今日はちゃんと休めそうだな」と思える余裕があります。
そして印象的なのが、ベッドや椅子、テーブルが籐(とう)で統一されていること。手で触れると少しだけザラッとしていて、木とは違う“南国の道具”みたいな感触がありました。

船で島に渡って部屋に入ると、空気がふっとやわらかい。窓の外はオーシャンビューで、内湾の水面が静かに光っていました。
「南の島のリゾート」みたいな雰囲気なのに、派手すぎない。大人が安心して“ぼーっとできる”リゾート感――それがちょうど良かったです。

“旅館っぽさ”より“リゾート感”が好みなら、洋室タイプ「あくあ」は相性が良いと思います。
海を見ながら「露天風呂」につかる!最高!
露天風呂はテラスにあり、源泉かけ流しの温泉。
浴槽は陶器で、大人二人でもゆったり入れるくらいのサイズ感です。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。体が冷えやすい季節にありがたい、じんわり芯まで温まるタイプの印象でした(※効能表記等は最新を公式でご確認ください)。

正面に広がる的矢湾は内湾なので波が穏やか。湯船に沈むと、聞こえるのは小さな水音と、遠くの船の気配くらい。
湯気の向こうで海がゆっくり呼吸しているみたいで、こちらの呼吸まで勝手に深くなっていきました。“何もしていないのに満たされる”って、こういう時間のことかもしれません。


湯の効果かは分かりませんが、帰ってから「うおの目」が治っていたのはびっくりでした…。
「夕食」は地元の魚介類を生かした「創作和風フレンチ」
そして、この宿のもうひとつの主役が夕食。地元の魚介を生かした創作和風フレンチです。
海が近い宿の夕食は「和食会席」が多い印象ですが、「はいふう」はフレンチの調理法を混ぜて、魚介の“甘み”や“香り”を立ててくるのが面白いところでした。


ぷりっとした伊勢海老の甘みと、野菜の歯ざわり。口に入れた瞬間は軽いのに、後から旨みがじわっと伸びてきて、「あ、これは当たりの夜だ」と思いました。

お好みは真鯛と石鯛を選びました。伊勢海老は、噛むほどに甘くて、潮の香りがふっと戻ってくる。「やっぱり伊勢まで来て良かった」と、心の中で小さくガッツポーズ。

パイを崩すと、ふわっと湯気と一緒に香りが立ち上がって、思わず鼻が先に反応しました。貝の出汁がしっかり効いていて、温度も“ちょうどいい熱さ”。湯上がりの体にすっと染みます。

牡蠣のミルキーさに、にんにくの香りが重なる。強そうに見えて、食べると意外と上品で、「これ、ずっと食べていたいな…」と箸が止まりませんでした。

肉の香ばしさに、ひじきの旨みが寄り添う感じ。「伊勢ひじきって、こんな使い方があるんだ」と、ちょっと驚きました。

衣のサクッとした音が気持ちいい。噛むとふぐの身がふわっとほどけて、静かに旨みだけが残りました。

締めが鯛茶漬け、という“海の宿らしさ”。湯気の香りと一緒に、鯛の旨みがすっとほどけていく感じで、最後まできれいに終われました。


宿の夕食が和食ばかりだと物足りない…という方には刺さると思います。魚料理が好きな方にもおすすめ。
「朝食」はメニュー豊富なバイキング!
朝食はバイキング形式でした。
メニューが豊富で、香りだけで「もう勝ち」みたいな雰囲気。つい取りすぎてしまうのが、旅の朝のあるあるです。

そして、味噌汁に伊勢海老が入っていたのは、朝からテンションが上がりました。湯気の奥に海の香りがふっと立つ感じ、あれは反則です。


朝食のあじの干物が、想像以上に美味しかった!
伊勢志摩 磯部わたかの温泉「はいふう」宿泊した感想・おすすめポイント
結論から言うと、滞在はとても心地よいものでした。
アジアンテイストの洋室は、気分がふっと軽くなる“リゾートの空気”。そして何より、海を眺めながら客室露天に入れるという強さがあります。
夕食は、地元の魚介を軸にしながら、フレンチの手法で香りや温度感を立ててくる。「海の宿×創作」の良さがしっかり出ていました。
スタッフの対応も明るく、距離感がちょうどいい。丁寧なのに堅すぎなくて、こちらの緊張が自然とほどけたのを覚えています。
おすすめポイント(体験ベース)
・アジアンテイストの洋室で、気分が“旅モード”に切り替わる
・客室露天×オーシャンビューで、湯の時間が主役になる
・夕食は魚介が強い(創作和風フレンチが好みなら特に刺さる)
・朝食バイキングも満足度高め(伊勢海老味噌汁が印象的)
※本記事は2017年の体験です。現在のプラン・提供内容は変更の可能性があります。
「宿泊予約」はこちらから
今回の宿泊は2017年11月の体験です。料金・プラン内容・送迎・食事の構成などは変わっている可能性があるため、予約前に各予約サイトで最新プランをご確認ください。
予約前にチェックしたい3点
・部屋タイプ:洋室/和室、眺望、露天風呂の仕様(サイズ・目隠し・洗い場)
・夕食:魚介の内容(伊勢海老/牡蠣など)と季節メニューの違い
・アクセス:駐車場→送迎船の流れ、到着連絡の方法・時間帯
下に「ヤフートラベル」「楽天トラベル」「じゃらんnet」のリンクを載せておきます。ポイント還元やタイムセールは日によって変わるので、横並びで見比べるのがおすすめです。
伊勢志摩 磯部わたかの温泉「はいふう」基本情報
- 名称:磯部わたかの温泉 はいふう
- 住所:〒517-0205 三重県志摩市磯部町渡鹿野524
- 電話番号:0599-57-2255
- 駐車場:あり(対岸)
- 公式サイト:磯部わたかの温泉 はいふう
伊勢志摩 磯部わたかの温泉「はいふう」アクセス
- 東京から車の場合:首都高速→東名高速→伊勢湾岸→東名阪→伊勢自動車道などを経由し、「伊勢西IC」へ。
- 東京から宿(対岸)まで約490km/約7時間が目安です(「伊勢西IC」から対岸までは約30km/約1時間)。
- 電車の場合:東京→名古屋(新幹線)→鳥羽(快速みえ等)→鵜方(近鉄特急)→送迎バス(要予約)など。
- 送迎の時間帯・予約条件は変更の可能性があるため、必ず最新をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
宿泊前に気になりやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
※本記事は2017年11月の体験です。最新情報は公式・予約サイトでご確認ください。
Q1. 初めて泊まるなら、部屋タイプ(和室・洋室)はどちらがおすすめ?
A. “リゾート感”や籐家具の雰囲気が好きなら洋室(あくあ)が相性良いです。和の落ち着き重視なら和室も候補。予約時は写真で「眺望」と「露天風呂の仕様(目隠し・洗い場の位置)」まで確認すると安心です。
Q2. 渡鹿野島へはどうやって行く?船は不安…
A. 対岸の駐車場に車を停め、宿へ連絡すると迎えの船が来る流れです。乗船時間は短く(目安約3分)、“島へ渡る”体験そのものが旅のスイッチになります。運航条件や連絡方法は最新をご確認ください。
Q3. 客室露天は2人で入れる?
A. 体験ベースでは、大人2人でもゆったり入れるサイズ感でした。湯に浸かりながら海を眺められるので、観光を詰め込みすぎず「湯の時間を主役」にすると満足度が上がります。
Q4. 夕食はどんな人に向く?
A. 魚介を軸にしつつ、創作和風フレンチ寄りの構成。和食会席だけだと物足りない方、香りや温度感のある“創作”が好きな方に向きます。季節で内容が変わるので、最新の献立写真もチェックがおすすめです。
Q5. 朝食バイキングは満足できる?
A. メニューが豊富で、体験時は伊勢海老入り味噌汁が印象的でした。朝食は変更が出やすい項目なので、直近口コミも併せて確認すると安心です。
Q6. 記事が古いけど、どこを見れば“今”の判断ができますか?
A. 予約サイトで①部屋タイプ(眺望・露天の仕様)②夕食の内容③アクセス(船・送迎)を確認し、口コミは“直近投稿”で湯・食事・接客の今を掴むのがおすすめです。
Q7. 車で行く場合、駐車場はどこ?到着後の流れは?
A. 駐車場は対岸の専用駐車場を利用し、車を停めたら宿へ連絡→送迎船で渡鹿野島へという流れです。乗船は目安約3分。到着連絡の方法や運航時間帯は変更の可能性があるため、予約前に最新条件を確認してください。
FAQ構造化データ(JSON-LD)
まとめ
磯部わたかの温泉【はいふう】は、「島へ渡る」体験から始まって、部屋に入った瞬間に旅の温度が上がる宿でした。
籐家具のアジアンテイストな洋室で、窓の向こうは静かな海。そこに源泉かけ流しの客室露天――湯気の向こうで水面が光っているだけで、心がほどけていく感覚があります。
夕食は地元の魚介を生かした創作和風フレンチ。和食会席だけでは出せない“香り”や“温度感”があって、湯上がりの体にちょうどよく入っていきました。
こんな方におすすめ
・露天風呂付き客室で、海を眺めながら“湯の時間”を主役にしたい
・リゾート感のある洋室(籐家具など)が好き
・魚介は好きだけど、和食会席一辺倒だと物足りない(創作が好き)
なお本記事は2017年11月の体験です。今の判断は、予約サイトで「部屋タイプ」「夕食内容」「アクセス(船・送迎)」を見比べ、口コミは直近投稿を中心に確認すると安心です。
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