2025年【山寺（立石寺）】紅葉見頃・混雑予測｜ライトアップ・ベスト時間帯・服装・駐車場まで完全ガイド

山形市にある「山寺（やまでら）」の正式名称は宝珠山 立石寺（ほうじゅさん・りっしゃくじ）。

断崖の山肌に堂宇が点在する独特の景観から、古くより親しみを込めて「山寺」と呼ばれてきました。

開山は西暦860年、慈覚大師・円仁。天台宗の名刹で、山全体が修行と信仰の場。

山頂へ続く参道は石段1,015段、登るほどに視界が開け、五大堂からは里山のパノラマと錦秋の山並みが一望できます。

岩壁にせり出すお堂と谷を染めるモミジ・カエデの対比は息をのむ美しさ。

澄んだ空気と相まって、国内外の旅人を魅了する東北屈指の紅葉名所です。

せっかく訪れるなら、やはり紅葉最盛期に。

例年は見頃期にあわせてライトアップも行われ（年により実施内容は変動）、門前から幻想的な夜景の紅葉も楽しめます。

本記事では、2025年の見頃予測と混雑ピークの目安、ベスト時間帯と撮影ポイント、服装・装備、アクセスや拝観情報まで、初めてでも迷わないよう要点をコンパクトにご案内します。

紅葉の例年見頃と特徴

【見頃の目安】
・11月上旬～中旬（年により±3～7日前後）。直前の気温推移や霜・降雨の有無で前後します。

【色づきの進み方（目安）】
・10月下旬：山頂側（五大堂～開山堂付近）から先行して色づき始め。
・11月上旬：山頂～中腹がピーク、岩壁と堂宇に赤や橙が映える最盛期。
・11月中旬：麓（根本中堂～参道）も黄～橙が充実。以降は落葉が進み、石段に“落ち葉の絨毯”。

【標高差によるずれ】
・麓258m～山頂417mの約159m差により、山頂側が数日早く、麓はやや遅れて最盛期を迎えます。北向き斜面は発色が長持ち、日当たりの良い場所は進行が早め。

【主な樹種と色合い】
・モミジ／カエデ（鮮紅～橙）・イチョウ（黄金色）・ドウダンツツジ（深紅）・ツタ（岩肌を染める紅）。木肌・岩肌・堂宇の質感コントラストが山寺らしさ。

【時間帯の見え方】
・朝（～10:00）：空気が澄み、遠望がクリア。山並みの層が美しい。
・昼（10:00～14:00）：順光で色が正確に出やすい。
・夕（15:00～）：逆光・斜光で葉が透け、堂宇のシルエットと重なってドラマチック。

【観賞・撮影のコツ】
・石段1,015段の登降で体温が上下するため、脱ぎ着しやすい重ね着で。滑りにくい靴必須。
・写真は広角で断崖と堂宇、標準～中望遠で紅葉の層を“圧縮”。PLフィルターが反射の抑制に有効。

【注意】
・台風通過や強風・大雨の後は落葉が早まることあり。出発前に公式・現地情報で“色づき状況”を確認しましょう。

過去実績まとめ（X投稿傾向）

2021年【山寺（立石寺）】紅葉実績　※「X」投稿より

ちなみに今の山寺はこんなかんじ〜

紅葉がみごろだっけね♪ pic.twitter.com/cNr95XsYOI

— 山形県DC推進監きてけろくん (@kitekero_kun) November 7, 2021

山寺と向かいの山の紅葉が絵画のようだった。#山形#山寺#紅葉 pic.twitter.com/YIxQtw8vsM

— airtime photography (@airtime_photo) November 8, 2021

2022年【山寺（立石寺）】紅葉実績　※「X」投稿より

山形市　山寺　紅葉美しいです。
2022/11/06撮影#紅葉 #山寺 pic.twitter.com/RJaf7UcEMX

— 倶楽部inoue (@inoue42729145) November 6, 2022

山形に来て一年半、ようやく行きたかった名所の山寺登ってきました😆
御神木の紅葉が最高だった😊👍#山形#山寺#紅葉🍁 pic.twitter.com/hwKgnnbB5B

— take (@takesantama) November 12, 2022

2023年【山寺（立石寺）】紅葉実績　※「X」投稿より

芭蕉が一句詠みたくなる気持ちが理解できます🍁#山寺　#立石寺#紅葉 pic.twitter.com/d8fW1IXMnu

— タケル (@kkqyno9) November 7, 2023

山寺紅葉#秋　#紅葉　#山寺　#山形　#寺　#登山　#階段　#観光　#自然　#カメラ　#一眼レフ　#pentaxistdl #もみじ　#イチョウ pic.twitter.com/YjvWFYyAjz

— Wayy_Photography (@Wayy_Photograph) November 11, 2023

2024年【山寺（立石寺）】紅葉実績　※「X」投稿より

秋の山寺〜立石寺からの景色を結構な現像で〜(･ω･;)

2024/11/08 #山形県 #山形市 #山寺 #立石寺 #紅葉 #α99 #これソニーで撮りました #写真好きなと繋がりたい pic.twitter.com/BlDaQaFsAs

— ぬ～ (@nu_u) November 8, 2024

先週は山形県の宝珠山 立石寺、通称「山寺」に行ってきました。五大堂まで1015段の石段を登り切ると見事な眺望が開けます。紅葉がちょうど見頃でとても綺麗でした。https://t.co/nMyhY0AfrL#寺 #山寺 #立石寺 #紅葉#temple #AutumnLeaves#OMSYSTEM #OM1 #OLYMPUS #photography pic.twitter.com/Q76LLA6BeK

— maniera (@maniera_) November 22, 2024

2025年【山寺（立石寺）】秋のライトアップ

• 紅葉の季節は門前町商店街周辺で『宝珠山ライトアップ』を開催。
• 五大堂・開山堂・釈迦堂が夜空に映え、幻想的。夜間の入山不可。
• 日程・時間は公式で要確認。
• 点灯は例年夕刻〜夜間。
• 写真撮影は通行に配慮を。
• 防寒も万全に。

2025年【山寺（立石寺）】「紅葉」見頃・混雑予測（カレンダー）

月	火	水	木	金	土	日
２７	２８	２９	３０	３１	１	２
３	４	５	６	７	８	９
１０	１１	１２	１３	１４	１５	１６
１７	１８	１９	２０	２１	２２	２３
２４	２５	２６	２７	２８	２９	３０

【見頃予測】
・中心軸：11/6（木）～11/20（木）ごろ（気温次第で±3～7日）
・山頂部は麓より色づきが1～3日早め。冷え込み弱い年＝中旬寄り、強い年＝前倒し。

【混雑ピーク（予測）】
・三連休：11/1（土）～11/3（月・文化の日）
・週末：11/8（土）・9（日）、11/15（土）・16（日）
・連休＋振替：11/22（土）・23（日・勤労感謝の日）・24（月・振休）
※10:00～14:00は石段・五大堂周辺が最混雑、駐車も逼迫。

【おすすめ来訪タイミング】
・平日狙い：11/10（月）～14（金）、11/17（月）～21（金）
・時間帯：8:00～10:00／15:00～閉門前（斜光で発色◎、気温も安定）
・アクセス：JR仙山線は本数少なめ。行き帰りの時刻を事前確認。

【回り方のコツ】
・入山直後はリズム重視でペース配分、撮影は五大堂到着後にまとめて。
・上りは右側通行・一列、休憩は脇の待避所で。下り優先に配慮。
・ライトアップ期間は夜間入山不可（門前から観賞）。夕方は早めに下山を。

【予測の根拠】
・過去のX投稿傾向（2021～2024）＝上旬～中旬がピーク、年により前後。
・標高差による色づきの“縦方向”進行（山頂→麓）／内陸の朝晩冷え込み。

【注意】
・催事日・快晴週末はさらに増混。最新の色づき・規制情報は公式と現地SNSで確認を。

【山寺（立石寺）】の「紅葉」を楽しむなら

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移動がぐっと楽になり、紅葉をじっくり楽しめるかもしれません。

【山寺（立石寺）】「紅葉」おすすめスポット＆ベスト時間帯

■ 五大堂（絶景テラス）
・ベスト時間帯：8:00～10:00／15:00～閉門前
・見どころ：谷一面に広がる紅葉海と山肌、舞台の浮遊感
・撮影メモ：広角で舞台＋谷を入れる／中望遠で切り取り。風弱い朝は抜け感◎

■ 開山堂・納経堂・せみ塚周辺（象徴カット）
・ベスト時間帯：午前遅め～午後早め（斜面に日が当たりやすい）
・見どころ：岩壁にせり出すお堂と赤黄のモミジの重なり
・撮影メモ：中望遠～望遠で圧縮。

■ 根本中堂～山門・参道（イチョウと石段）
・ベスト時間帯：開門直後（人出が少ない）
・見どころ：大イチョウの黄葉、石段の落ち葉絨毯
・撮影メモ：縦構図で奥行きを強調。参拝者を点景に1/250秒目安

■ 奥之院・大仏殿周辺（静寂の紅葉帯）
・ベスト時間帯：正午前後（谷が明るい）
・見どころ：石段脇のモミジトンネル、山上の静けさ
・撮影メモ：木陰は暗いのでISO高め＋手ぶれ補正活用

■ 対岸のビュースポット（外部から俯瞰）
・ベスト時間帯：午後（山肌に日が回る）
・見どころ：山肌に浮かぶお堂群の俯瞰景
・撮影メモ：200mm前後の望遠が便利。三脚は通行の妨げにならない場所で

―― 時間帯の使い分け ――
・朝（～10:00）：空気が澄み、混雑前。まず五大堂へ一気に登るのが吉
・昼（10:00～14:00）：色が素直に出る。開山堂～奥之院を中心に回遊
・夕（15:00～閉門）：逆光・透過光で輝き増。露出補正＋0.3～＋0.7、早めの下山計画を

―― マナー＆安全 ――
・1,015段の石段は濡れ落ち葉で滑りやすい。滑りにくい靴＋両手が空く装備で
・ロープ内立入・乗り出し撮影は厳禁。三脚は混雑時自粛、通行最優先
・無理は禁物。体調と天候で途中撤退も選択肢に

【山寺（立石寺）】紅葉観光所要時間目安

■ 参道＋根本中堂だけ（段差少なめ）
・30～45分
・雰囲気だけサクッと。混雑前の朝がおすすめ

■ 五大堂まで（定番・絶景）
・60～90分（登り40～60分／下り20～30分）
・最短で“山寺の眺望”を体験。写真少なめなら60分で可

■ 開山堂・納経堂・せみ塚を含む中腹周遊
・75～105分
・岩壁に張り付く堂宇と紅葉の象徴的カットを押さえるコース

■ 奥之院・大仏殿までフル参拝
・90～150分（体力・撮影量で変動）
・山寺の全景を満喫。小休止を数回挟む前提で計画を

■ 撮影重視（風待ち・構図探し）
・120～210分
・望遠で圧縮／人流待ちで所要が延びやすい

―― 時間帯のコツ ――
・朝（～10:00）：空気が澄み、人出少。五大堂→開山堂の順で一気に登る
・昼（10:00～14:00）：色が素直に出る時間。中腹～奥之院を回遊
・夕（15:00～閉門）：逆光・透過光で輝き増。早めの下山計画必須（閉門時刻は季節で変動）

―― 所要時間の“上乗せ”目安 ――
・土日祝／見頃ピーク：＋30～60分（入山口・細い石段で渋滞）
・写真多め：各プラン×1.2～1.5倍
・雨後・濡れ落ち葉：滑りやすく歩速低下＋10～20分

―― 体力・同行者別の注意 ――
・石段は計1,015段。ベビーカー不可／両手が使える装備で
・ご高齢・お子さま同伴は“中腹まで”で無理せず、こまめに休憩
・下りで膝に負担。靴は滑りにくいソールを

―― モデル動線（例）――
・定番90分：山門→仁王門→せみ塚→納経堂→開山堂→五大堂→下山
・絶景120分：山門→五大堂（先取り）→開山堂→奥之院→帰路で根本中堂立寄り

※夜間は入山不可。季節で拝観時間が変わるため、出発前に最新情報を確認してください。

【山寺（立石寺）】気温と服装・装備（目安）

■ 服装（レイヤリング）
・上：吸湿速乾インナー＋薄手フリース／セーター＋防風・撥水シェル
・予備：軽量ダウン or 中綿ベスト（朝夕・休憩時に着脱）
・下：ストレッチ長ズボン＋冷える日は薄手タイツ
・小物：ニット帽・手袋・ネックゲイター／日差し用のサングラス

■ 足元
・滑りにくいソールのスニーカー or ローカット登山靴（防水推奨）
・厚手～中厚ソックス／靴ずれ対策に薄手ライナー重ね履きも有効

■ あると安心の装備
・レインジャケット（小雨・風よけ兼用）＋折りたたみ傘
・小型ザック（15～20L）＋ザックカバー
・飲み物（500～700ml）、行動食、カイロ、速乾タオル
・モバイルバッテリー（低温で消耗増）
・軽量トレッキングポール（ラバーキャップ必須／混雑時は収納）

■ 時間帯別のコツ
・朝：最も冷える。ダウン＋手袋で出発→登りで体温上がったら1枚脱ぐ
・昼：風が出やすい。シェルで防風重視
・夕：急に冷え込む。休憩時は1枚追加、汗冷え防止

■ 雨後・安全面
・濡れ落ち葉・苔で滑りやすい：溝深めの靴／歩幅小さく
・手すりが少ない区間あり：両手が空く装備で（肩掛けよりザック）
・汗冷え対策に替えインナー or Tシャツを1枚携行

※夜間は入山不可。拝観時間・天気予報を事前確認のうえ、無理のない服装計画で。

「アウトドアウェア」をおさがしでしたら

【山寺（立石寺）】基本情報、アクセス、駐車場・駐車料金、開門・閉門時間・入山料

基本情報

• 住所：〒999-3301 山形県山形市山寺4456-1
• TEL：023-695-2843
• 公式サイト：宝珠山　立石寺

アクセス

「車」の場合

• 山形自動車道｢山形北IC｣で降りる。
• 「山形北IC」から約8km、約15分位の距離です。

「電車」の場合

• JR仙石線「山寺」駅下車。
• 山形駅から約20分。
• 1時間に1本程度しかないので、乗り遅れることがないように時刻を確認しておきましょう。
• ※「山形」駅発、「山寺」駅方面行きの時刻表はこちらから
  　「山寺」駅発、「山形」駅方面行きの時刻表はこちらから

駐車場・駐車料金

• 参拝者用「無料」駐車場はありますが台数が少ない（10台程度）
• 基本的には周辺の「有料」駐車場を利用（周辺に点在）
• 料金は普通車1回500円前後（終日料金が多い）
• 入口に近いほど料金が高い傾向。
• 店舗利用で駐車料金「サービス」の駐車場もあり。
• 土日祝と文化の日前後は10:00～14:00が最混雑。到着は【8:30～9:00】が安全。
• 現金のみの駐車場が多いので【小銭・千円札】を用意。

開門・閉門時間・入山料

開門・閉門時間　※2025年８月時点

月	参拝時間
4月-9月	8時～16時（閉門時間17時）
12月-3月	8時30分〜15時（閉門時間16時）

※冬季期間（12月頃～3月）は天候の都合により、閉門時間が早まる場合あり。

4月1日より拝観料金を改定いたしました。
また、参拝時間は以下の通りとなります。
●4月-11月：8時～16時（閉門時間17時）
●12月-3月：8時30分〜15時（閉門時間16時）

入山料　※2025年８月時点

区分	料金
大人 (中学生以上)	500円
小人 (４歳児以上)	200円

注意事項・安全対策

■ 入山・時間
・拝観時間内のみ入山可。夜間は入山不可（ライトアップは門前から鑑賞）。
・最終入山時刻から下山時間を逆算して行動。

■ 足元・動線
・石段1,015段は勾配・段差不均一。濡れ落ち葉・苔・霜で滑りやすい。
・手すりが少ない区間あり。すれ違い時は内側を歩き、小さな歩幅で。
・ベビーカー不可。荷物は背負う（両手をあける）。

■ 服装・装備
・滑りにくい底の防水スニーカー／ローカット登山靴。
・脱ぎ着しやすい防風・防寒レイヤリング、薄手手袋・帽子。
・小型ザック、雨具（レインジャケット＋折りたたみ傘）、飲み物。
・夕刻は薄暗く冷えるため、早めの下山を徹底（小型ライトは非常用）。

■ 体調管理
・普段歩かない人は無理せず休憩を多めに。水分・行動食でエネルギー補給。
・持病のある方は無理を避け、体調に異変があれば速やかに下山。

■ 天候リスク
・雨後・霜・初雪時は特に滑りやすい。強風日は樹上・落枝にも注意。
・日没が早い季節。冷え込みで体感温度が下がるため防寒を準備。

■ 撮影マナー
・三脚・自撮り棒は混雑時使用を控え、通行の妨げにならない場所・短時間で。
・柵内・立入禁止エリアに入らない。ドローンは原則不可。
・荷物は通路中央に置かない。静粛に拝観。

■ お子さま・ご高齢の方
・階段では手つなぎ・声かけ徹底。段差で無理をしない。
・休憩所や踊り場でこまめに休む計画に。

■ 生き物・衛生
・秋はハチに注意。刺激しない／甘い飲料を手に持って歩かない。
・ゴミは必ず持ち帰り、所定場所以外での喫煙・飲食は避ける。

■ 交通・混雑
・紅葉期の週末は道路・駐車場が混雑。無理な路駐は厳禁。
・電車は本数が少ないため時刻を事前確認、早い時間帯の来訪が安全。

宿泊でゆとり旅に

紅葉最盛期の【山寺（立石寺）】は、週末を中心に道路渋滞や駐車場の満車がつきもの。

前泊・後泊を組み込めば、混雑を避けつつ“朝夕のゴールデンタイム”にゆったり紅葉見物できます。

移動がぐっと楽になり、早朝の人気の少ない「紅葉」もバッチリ見ることもできるかもしれません。