東日本大震災から7年経った2018年10月。
東日本大震災で津波で大きな被害を受けた三陸地方を旅しました。
旅の目的は、あの未曽有の被害を受けた東北地方を実際にこの目で見るため。
「津波」の恐ろしさを学ぶため。
そして、同じ時代に生きている者として、あの震災で命を落とされた多くの方を慰霊するため。
震災から7年半経過しましたが、やっと来ることができました。
こんなところまで、津波が!「釜石」津波の痕跡に絶句!
釜石市では「ホテルルートイン釜石」さんに宿泊。
こちらの建物は2014年7月に新たに開業したもの。
まだ新しいホテルなので、外観も室内もとてもきれいで過ごしやすかったです。
その「ホテルルートイン釜石」さんの横の建物に、「津波がここまで来た」という表示がありました。
手前にある黒い「屋根」のような構造物の高さが約2mあります。
津波の高さは4mはあるのではないでしょうか。
思わず絶句してしまいました!
津波でこの高さまで実際に浸水した。
恐ろしい高さです。
この場所から釜石港まで約500m~600m位の距離しかありありません。
津波の到達時間も早かったのではないでしょうか。
釜石を襲った津波の高さは9m~19mといわれ、888人方がお亡くなりになり、行方不明者が158名、1,000名をこえる方の尊い命が奪われました。
釜石もこれまで何度も津波の被害を受けてきた地域でありました。
そのため、釜石湾に防波堤を整備し津波への対策をしてきた地域だそうです。
それでも、巨大な津波の力はその防波堤を倒壊させ、津波を釜石市中心部まで達し多くの被害を出してしまいました。
あらためてこの津波が到達した場所を目にすると、津波の恐ろしさ、津波が来ることが想定される時には、とにかく高い所に逃げなければなならないことを実感しました。
また、いつ、どこで自分が津波や地震に遭遇するか分かりません。
これで安心ということはないので、その時にできる最善の方法で自分の身を守る。
そのことが重要だと改めて感じました。
実際に津波が到達した高さを見て、改めて津波の恐ろしさを実感しました。
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