世界遺産に登録され、東北でも有数の観光地「平泉」。
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、菅田将暉さんが演じる「源義経」が最期を遂げたのが「平泉」で注目が集まっています。
「平泉」といえば「国宝」に指定されている中尊寺「金色堂」が何といっても有名ですね。
一度は観光してみたい「平泉」ですが、いざ観光しようと思った時、どこをどう観光したらよいか迷ってしまう方も多いのでは?
「世界遺産」に登録された資産とは?
「平泉」は2011年に「世界文化遺産」に登録されていました。
「世界遺産」に登録された理由は、仏教の浄土思想の考えに基づいて造られた多様な寺院・庭園及び遺跡が、一群として良好に保存されているという理由です。
では、世界遺産に登録された資産は何かというと次の5つです。
・中尊寺(ちゅうそんじ)
・毛越寺(もうつうじ)
・観自在王院跡(かんじざいおういんあと)
・無量光院跡(むりょうこういんあと)
・金鶏山(きんけいさん)
この中で「平泉」といってすぐに思い浮かぶのは、「中尊寺」という方が多いいのでは?
「中尊寺」以外については、あまり聞きなれない場所だと思います。
「世界遺産」は全てまわるべき?
「平泉」を観光するなら、「世界遺産」に登録された5つのスポット全てまわりたいと思う方もいっらしゃると思います。
しかし、私が「平泉」を調べ、実際に観光して感じるのは
4時間(半日)で効率よく観光するなら、見るべき観光スポットに時間をかけた方がいいと思います。
なので、「世界遺産」としては、「中尊寺」と「毛越寺(もうつうじ)」の2つをまわればよいのではと思います。
もちろん時間が十分にあって、「世界遺産」にこだわって「平泉」を観光したい方は別ですが…

「世界遺産」に登録されていないけど、おすすの観光スポット
ところで、「平泉」に行ったら是非とも訪れていただきたいおすすめの「観光スポット」があります。
「高館義経堂(たかだちぎけいどう)」

「世界遺産」に登録されてはいませんが、日本の歴史に名を残した「源義経」が最期を遂げたとされる地であります。
また、「義経」の家来である「武蔵坊弁慶」が「義経」が自害する間、敵の前に立ちふさがり、体に矢を受けながら自らも絶命した(これを弁慶の「立ち往生」といいます)地でもあります。
さらに、江戸時代には「松尾芭蕉」がこの地を訪れ、かの有名な「夏草や兵どもが夢の跡」という句を詠んだ地でもあります。
「高館義経堂(たかだちぎけいどう)」は「世界遺産」には登録されていませんが、「源義経」や、「武蔵坊弁慶」、「松尾芭蕉」とゆかりのある地で、歴史好きの方にはたまらない場所で、「平泉」観光スポットとして是非ともおすすめしたい場所です。
こじんまりとした観光スポットで、15分もあれば十分観光できてしまう広さですが、「平泉」の歴史を感じるにはおすすめの「観光スポット」です。
「武蔵坊弁慶」のお墓

「義経」の第一の家来である「武蔵坊弁慶」。
「義経」が最期を遂げるため、敵の前に立ちふさがり立ったまま絶命(弁慶の立ち往生)。
最後まで主君に忠誠をつくした「武蔵坊弁慶」のお墓が、「中尊寺」の入り口にひっそりとあります。
こちらも是非とも、「平泉」観光でおすすめしたい「観光スポット」です。
「平泉」グルメも忘れずに
観光の楽しみといえば、有名な観光地をまわるだけではありません。
その土地の名物料理を食べることも楽しみの一つですね。
そこで「平泉グルメ」として何が有名なのか?
そうです、「平泉」がある岩手のグルメとしても「わんこそば」は有名ですね。
そんな「わんこそば」を、独自のスタイルで提供するお店として人気になっているのが、JR平泉駅前にある「駅前芭蕉館」さん。

「わんこそば」といえば、小分けされたおそばを楽しい掛け声とともに、リズムよく次々に盛られていくのが一般的なスタイル。
でもこちらの「駅前芭蕉館」さんでは、あらかじめお椀にもられたそばを提供するスタイル、「盛だし式平泉わんこそば」を初めて考案したお店。
今回観光する3つの観光スポットからも近いので、こちらで「平泉グルメ」、「岩手グルメ」を堪能してはいかがですか?

お昼時(12:00~13:00)は混雑するので、その時間帯は避けたほうがいいと思います。
「平泉」観光モデルコース、車で行く「サクッ」と4時間(半日)コース
今回ご紹介するコースは、昼食の時間も含めて約4時間(半日)で観光できる観光モデルコースです。
今回ご紹介するコースと時刻は、私が実際にまわった時間です。
時刻については、みなさまの観光スケジュールの目安になれば幸いです。
11:00頃 駅前芭蕉館さんで昼食 ※お昼時の混雑時を避ける


まずは「腹ごしらえ」!そうすれば後の「観光」に集中できます!
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11:30頃 毛越寺(もうつうじ))へ移動 約0.7km 車で約5分 徒歩約10分
11:40~12:25 毛越寺(もうつうじ)観光 約45分


毛越寺(もうつうじ)の見どころは美しい庭園。観光する時間の目安は45分位です。
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12:30頃 高館義経堂へ移動 約2km 「車」で約10分 「徒歩」約20分
12:40~12:45 高館義経堂(たかだちぎけいどう)観光 約15分


こじんまりとした場所なので、15分程度あれば十分観光できます。
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12:50頃 中尊寺へ移動 約0.6km 「車」で約2分 「徒歩」約5分
13:00~15:00 中尊寺 観光 約2時間


平泉観光のメインである中尊寺。境内も広い、見どころもいっぱい!特に「金色堂」「讃衡蔵(さんこうぞう)」はじっくりみたいですね。なので観光時間は2時間はみておいたほうがいいと思います。
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15:00~15:05 「武蔵坊弁慶」のお墓参り 5分

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中尊寺入口前に、弁慶のお墓がひっそりとあります。見落としがちですが、中尊寺の帰りに立ち寄ってみてはいかがですか?
まとめ
世界遺産【平泉】を4時間(半日)でまわる「観光モデルコース」をご紹介しました。
今回ご紹介したコースで、実際にかかった時間は早めの昼食を済ませて観光をスタートしたのが11:30頃。
移動手段は「車」。
「毛越寺(もうつうじ)」、「高館義経堂(たかだちぎけいどう)」をめぐり、平泉観光のメインである「中尊寺」をじっくり見て駐車場に戻ってきたのが15:00頃。
各観光スポットの混雑状況、交通事情でも時間は変わってくると思いますが、おおむね4時間あれば余裕をもって観光できるコースになっています。

今回はスタートを「毛越寺(もうつうじ)」としましたが、「中尊寺」から逆にまわるコースもありです
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みなさまの「平泉」への旅が楽しいものとなりますように!